履歴書に写真は必要? 日本の採用文化と海外の違い
2025年4月17日木曜日
日本の履歴書文化と国際的な視点

日本の採用プロセスでは、履歴書に顔写真を添付することが一般的です。また、氏名、住所、年齢、性別といった個人情報の記載が求められ、学歴や職歴は時系列で記載する形式が標準化されています。手書きの履歴書を推奨する企業も一部存在し、応募者の丁寧さや誠実さを評価する要素とされています。
一方、海外、特に欧米諸国では履歴書(レジュメやCV)はスキルや職歴に重点を置き、年齢や性別などの個人情報は記載しないのが一般的です。これは、差別防止の観点から法律で規定されている場合が多く、特に顔写真の添付を禁止している国もあります。日本の履歴書文化との違いに戸惑う外国籍人材は少なくありません。
日本の履歴書と職務経歴書の違い
日本では、応募時に「履歴書」と「職務経歴書」の2種類の書類を提出することが一般的ですが、海外では1枚のCV(Curriculum Vitae)にすべての情報をまとめるのが標準です。この違いは、求職者にとって混乱を招く要因の一つとなっています。
履歴書:氏名、住所、学歴、職歴、資格などの基本情報を記載し、定型フォーマットが存在する。
職務経歴書:職務経験を詳細に記載し、個々のスキルや実績をアピールする内容が求められる。
海外のCV:履歴書と職務経歴書が統合され、スキルや職務経験を重視する形式。
外国籍の求職者にとって、日本の履歴書と職務経歴書を別々に準備する必要があることは負担となり得ます。そのため、日本企業が外国籍人材を採用する際には、こうした違いを理解し、柔軟な対応をすることが求められます。
外国籍人材採用における日本企業の課題と対応策
日本企業が外国籍人材の採用を円滑に進めるためには、従来の履歴書文化にとらわれず、求職者のスキルや経験を適切に評価する仕組みが必要です。具体的には、以下のような対応が求められます。
履歴書フォーマットに対する柔軟な理解
外国籍の求職者が提出する履歴書に顔写真や年齢の記載がない場合も、それが標準的な形式であることを理解し、公正な評価を行う。スキルや職歴を重視する選考基準の導入
個人情報に依存せず、職務経験やスキルセットに基づいた採用判断を行うことで、より多様な人材を採用できる。職務経歴書の受け入れを促進する
日本の履歴書に加えて、外国籍人材が提出する職務経歴書(レジュメやCV)を受け入れ、求職者が自身の能力や経験をより明確に伝えられる環境を整える。採用プロセスの柔軟性を高める
書類選考段階で厳格にフォーマットを求めるのではなく、面接や実技試験などを通じて総合的に判断する体制を整える。
まとめ
日本と海外では履歴書のフォーマットや提出書類の考え方に大きな違いがあります。特に、日本独自の履歴書と職務経歴書の二重構造は、外国籍求職者にとってハードルとなることがあります。国際化が進む中で、日本企業はより多様な人材を受け入れるために、履歴書のフォーマットに柔軟性を持たせ、スキルや経験を重視した採用基準を導入することが求められます。こうした対応を行うことで、日本企業の競争力はさらに強化され、グローバル市場での発展が期待できるでしょう。
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