【移民とは】日本に外国人を呼びたい政府と、マイナスイメージばかり発信する日本のメディア
2019年5月31日金曜日
日本自体が外国人を受け入れる事に柔軟に対応できるよう、イザナウを通じてサポートしていけたらと思います。
日本政府が外国人を日本に呼び寄せようと改革をおこなっていることは、もう皆さんもご存知だとは思います。
その外国人が日本に増える事に対し、いいイメージを持っていない日本人も多いのではないでしょうか。
このような記事を発見いたしました。
以前、『移民とはなんぞや?』という記事でもご紹介しましたが、実は国際的に合意された『移民』への定義は、今のところ存在しません。
ただし、移民に対して世界中で引用されている定義があります。
それが「通常の居住地以外の国に移動し、少なくとも12ヶ月間当該国に居住する人のこと(長期の移民)という」ということ。
この定義によると長期的に留学している学生、仕事で長期海外赴任している人、また長期で海外旅行している人も『移民』ということになります。
(参照:ウィキペディア)
ただし、この移民に対する解釈は、必ずしも世界共通ではなく、いくつかの国では違う定義で示しています。
例えばEUでは移民の定義は3ヶ月間と日本よりもかなり短い期間で定義されています。
では日本ではどのような定義になっているのか。
日本では、
「ある程度長期にわたって定住する外国人を移民と指し、留学生や短期の就労目的の外国人はのぞく場合が多い」
らしいです。なんともざっくりした定義ですよね。
日本に移民(外国人)が増える事に対し、なぜこんなにもマイナスイメージがあるのか。
もちろんこれから外国人が増えることで様々な現象がおきます。
以前イザナウで掲載しました、【日本の未来】外国人がこのまま増え続けたらどうなるかを予想してみたでもお伝えしましたが、
①在留外国人が増えることで発生する「短期」の影響 (短期:今から10年後)
1:「僕らの仕事が外国人に取られた」という声があがる。
2:事件が増える。
②企業に起こる「短期」の影響
③在留外国人が増えることで発生する「中期」の影響 (中期:10〜20年後)
1:教育現場で起きる問題:学校・先生の対応能力
2:「外国人を減らそう」問題が起こる。
④「短期」「中期」に起こる影響に対して、今のうちから絶対的にやるべきことは?
⑤在留外国人が増えることを、「日本の強み」にするためにはどうすればいいか
1:日本の産業を強化する。
2:物価を高くする方向に国全体で頑張る 。
ざっと上記のようなことは起きるでしょう。
ただし、ここで考えてみてほしいことがあります。
反対に海外に出ている日本人のことを考えてみてください。
外国に住んでいる、また海外で働いている日本人も、その国の人たちからすると『移民』扱いです。
『留学に年齢は関係ない。海外でチャレンジしよう!』
などといって、留学を斡旋している企業はこんなにも希望に満ち溢れたようなコピーライトで売り出しているのに、いざ逆の立場になると嫌悪感を示すメディアや記事を多く目にします。
日本人が海外で働く際に抱いている気持ちと同じように、日本に来る外国人だって同じような気持ちで日本に来ているのです。
しかも今現在、日本が外国人を呼び寄せようとしている理由は3点
・日本の高度人材が海外に行ってしまうため、日本に高度人材が少ない
・年金を払う人が足りておらず、私たちの将来は年金が足りなくなる
まだまだ日本は外国人を受け入れたことがある企業が少なく、外国人雇用に対してハードルを感じる方も多いと思いますが、実質外国人を多く雇用している企業もたくさんあります。
弊社も外国人を早くから雇用してきた例として、日本自体が外国人を受け入れる事に柔軟に対応できるよう、イザナウを通じてサポートしていけたらと思います。