【ランキング】2023年版 世界のお金・通貨の価値【トップ10】
2023年5月26日金曜日
トップ10のランキングを説明付きでご紹介!
2019年にも取り上げて、好評を得ている『世界のお金の価値トップ10』ですが、コロナ禍があけたこの2023年に、再度チェックしていきたいと思います。
酷出が足りていない上に、世界的にも給料が低いとされている日本で、外国人を雇用する際に、弊社でもたまにあることですが、外国人は日本でお給料を『円』でもらい、自国の通貨に変換して計算しがちなところがあります。
世界ではどの国の通貨が価値があるとされているのか、アメリカのUSDを基準にランキングで見ていきたいと思います。
【ランキング】2019 世界のお金の価値【トップ10】
No. 1 - クウェート・ディナール Kuwaiti Dinar (1 KWD = 3.25 USD)
No. 2 – バーレーン・ディナール Bahraini Dinar (1 BHD = 2.65 USD)
No. 3 – オマーン・リアル Oman Rial (1 OMR = 2.60 USD)
No. 4 – ヨルダン・ディナール Jordan Dinar (1 JOD = 1.41 USD)
No. 5 – スターリング・ポンド British Pound Sterling (1 GBP = 1.23 USD)
No. 6 – ケイマン諸島ドル Cayman Islands Dollar (1 KYD = 1.20 USD)
No. 6 – ジブラルタル・ポンド Gibraltar Pound (1 GIP = 1.20 USD)
No. 8 – スイス・フラン Swiss Franc (1 CHF = 1.08 USD)
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Japan Yen ( 1 JPY = 0.0072USD )
No. 1 – クウェート・ディナール Kuwaiti Dinar (1 KWD = 3.25 USD)
通貨コード– KWD
1 KWD = 3.25 USD
クウェートディナールは、米ドルに対して世界で最も価値のある通貨です。
クウェートは莫大な富を持つ小さな国です。この通貨が高価値と判断されているのは、世界市場への大量の石油輸出が理由とされています。
ちなみに前回ランキングを掲載した2019年時点では、1KWD = 3.25USD でした。
No. 2 – バーレーン・ディナール Bahraini Dinar (2.65 USD)
通貨コード– BHD
1 BHD = 2.65 USD(ドルにペッグ*1)
バーレーン・ディナールは、2番目に価値のある通貨です。
バーレーンはペルシャ湾の島国で、人口はわずか100万人を超えた程度。クウェートのケースと同様に、この国の最大の収入源は石油などの輸出です。
バーレーン・ディナールは米ドルの為替レートに固定されており、2005年以降、米ドルに対するレートがも安定しています。
No. 3 – オマーン・リアル Oman Rial (2.60 USD)
通貨コード– OMR
1 OMR = 2.60 USD(ドルにペッグ)
オマーンはアラビア半島の国です。要衝な地であるおかげで、先進的な経済と高い生活の質を備えています。
オマーンリアルも米ドルに固定されています。
No. 4 – ヨルダン・ディナール Jordan Dinar (1.41 USD)
通貨コード– JOD
1 JOD = 1.41 USD(pegged to dollar)
ヨルダン・ディナールの高い価値を説明することは非常に難しいとも言えます。この国は経済的に発展しておらず、石油などの不可欠な資源が不足しています。
それにもかかわらずヨルダン・ディナールは1.41米ドルで、このランキングを見てもわかるように最も強力な世界通貨の1つとなっています。
No. 5 – スターリング・ポンド British Pound Sterling (1.23 USD)
通貨コード - GBP
1 GBP = 1.23 USD
英国経済は国内総生産(GDP)で世界第6位。
ポンドは 1400 年代に初めて導入され、1971 年に 10 進法化されました。ポンドは変動通貨であり、他の通貨に固定されません。
No. 6 – ケイマン諸島ドル Cayman Islands Dollar (1.20 USD)
通貨コード– KYD
1 KYD = 1.20 USD(ドルにペッグ)
ケイマン諸島は、世界最高のタックスヘイブンの1つであり、政府は数多くの銀行、ヘッジファンドや保険会社に対し運営許可を発行した経緯があります。
タックスヘイブンとしての立ち位置によって、国内通貨も高く評価され、ケイマン諸島ドルは1.20米ドル近くの価値まで上がっています。
No. 6 – ジブラルタル・ポンド Gibraltar Pound (1.20 USD)
通貨コード– GIP
1 GIP = 1.20 USD( スターリング・ポンドにペッグ)
ジブラルタルはスペインの南端にあるわずか 2.6 平方マイルの面積の国であり、正式にはイギリスの領土です。
ジブラルタル ポンドは 1920 年代に初めて導入され、スターリング・ポンドに固定されています。
No. 8 – スイス・フラン Swiss Franc (1.04 USD)
通貨コード– CHF
1 CHF = 1.08 USD
スイスは世界で最も豊かな国の1つであるだけでなく、最も安定した国の1つでもあります。
銀行のセキュリティがとても強固なものであると長期に渡り知られています。その上、そのハイテク製品は世界中でも非常によく知られています。
ちなみに、世界中で唯一の、縦向きの紙幣である。
No. 8 – ユーロ European Euro (1.08 USD)
通貨コード-EUR
1 EUR = 1.08 USD
ユーロ通貨は過去数年間で強化されました。これにより、このランキング入りとなっています。ユーロの強みの1つとして言えることは、ユーロは欧州諸国の公式の世界通貨であり、その欧州諸国の中には経済的に発展した国も多くあります。
さらに、ユーロは世界の貯蓄全体の22.2%を囲む2番目の準備通貨(*)です。
No. 10 – アメリカドル US Dollar
通貨コード-USD
1 USD = 1.00 USD
米国の世界経済のリーダーシップにより、その通貨は「世界準備通貨 World Reserve Currency(*2)」の称号を獲得しました。言い換えれば、どこでも(どの国でも)ドルで支払うことができます。
*1 ペッグとは
通貨ペッグとは、国の政策で、他国の通貨(場合によっては金価格)に対する自国通貨の為替レートを固定化することです。 固定為替レートまたはペッギングとも呼ばれます。
例えばアメリカドルとのベッグとは、英語表記で「Dollar-Peg」。
経済基盤の弱い国や政情不安の国などが通貨相場の安定を目的として、自国の通貨レートを経済的に関係の深い大国の通貨と連動させることをペッグ制といい、世界的な基軸通貨である米ドルと連動させる場合を特に「ドルペッグ(制)」と呼びます。
*2 世界準備通貨
準備通貨とは、各国政府もしくは金融当局の外貨準備の総額において相当量を占める通貨を指す。
準備通貨高は石油や金のような国際間で取引される商品の価格に大きな影響を与える。近年では特にアジア諸国が自国通貨のレートを下げて輸出競争力を高めるため、およびアジア通貨危機のような事態に備えるために外貨準備高を引き上げる傾向にある。
ちなみに日本円の価値は、対USD(アメリカドル)で見てみるとこんな感じです。
参照:トレーディングビュー
1971年から1988年くらいまでは、円安(円の価値が下がる)であり、1988年から現在までは上がり下がりの幅は全体的にみると小さいものの、80円から140円あたりを行ったり来たりしています。
コロナ禍あたりからニュースでもよく耳にするようになった円安ですが、最近ではまた140円にせまってきています。
日本は経済大国であるはずなのにも関わらず、日本円の価値は非常に低く、また他国に比べ給料も安く、外国人からすると日本に来る価値がなくなってきているのが現実です。
つまり、外国人の雇用もレッドオーシャンでの取り合いになることが容易に予想されます。
このような知識を頭の片隅に置いておき、外国人を雇用した際に使える引き出しを増やしておきましょう。