世界パスポートランキング:日本は世界2位なのに、取得率はわずか17%?!
2025年2月25日火曜日
高評価なのに活用されない?日本のパスポート事情
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英国のコンサルティング企業「ヘンリー&パートナーズ」が発表した最新の「ヘンリー・パスポート・インデックス」によると、日本のパスポートは190の国・地域へのビザなし渡航が可能で、世界第2位の地位を占めています。
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しかし、このような高い国際的評価にもかかわらず、国内におけるパスポート保有率は低迷しています。外務省のデータによると、2023年末時点で日本人のパスポート保有率は17.0%と、約6人に1人しかパスポートを所持していない状況となっています。
この背景には、若年層を中心とした海外旅行離れが指摘されています。テレビの報道によれば、若者の間で「海外に行きたいと思わない」という意識が広がっており、その主な理由として「フライトの長さが苦痛」「言葉が通じないことへの不安」「高い費用に見合う体験が得られない」といった声が上がっています。
さらに、近年の円安の影響も無視できません。例えば、現在2025年では1ドル=160円を超える水準が続き、渡航費用や現地での滞在費が大幅に上昇しました。その結果、「以前なら気軽に行けた国でも、今は旅費が高すぎる」と感じる人が増えていると考えられます。
また、日本のパスポート取得率は他国と比較しても極めて低い水準です。例えば、アメリカのパスポート保有率は約48%、韓国は約45%、ドイツでは80%以上と、日本の17%と比べると大きな開きがあります。特に韓国やドイツでは、海外旅行だけでなく留学や海外勤務の機会も多いため、パスポートを持つことが当たり前になっているようです。
日本のパスポートは世界的に高い評価を受けていますが、その恩恵を享受する国民は限られています。日々グローバル化が進む社会において、日本の未来や経済の発展を考えると、日本人が海外に出て異文化に触れることはますます重要になっています。 海外での経験は視野を広げ、新たな価値観を学ぶだけでなく、ビジネスやイノベーションの機会を生み出すきっかけにもなります。これからの日本を支える世代が、より広い世界に目を向けることが、日本の競争力を維持し、国際社会の中で存在感を高める鍵となるでしょう。
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