【イスラム教】日本企業が外国人雇用の際に持っておくべき宗教への知識【ハラール】
2019年3月16日土曜日
日本人(日本企業)が外国人を受け入れるにあたって必要な宗教に関する知識や心構え、振る舞いに関してを説明していこうと思います。
*この記事はIZANAUを運営している株式会社アクティブゲーミングメディア(130人中6割が外国人社員)のスタッフによって作成されています。
このような記事が掲載されていました。
これから日本には様々国の外国人が入ってきます。
2020年には東京オリンピック、2025年には大阪万博、またその後IR(カジノ)、そして今年2019年4月には、外国人の在留資格が拡大され、日本で働いてくれる外国人を増やすという対策が講じられます。
訪日であれ、在日であれ、様々な国の外国人が日本にやってくるということは、様々な宗教に対応する必要があったり、またその外国人の子供に対する教育を改善する必要があったり、日本はたくさんの角度から外国人を受け入れる準備と、改善をしなければなりません。
外国人を雇用する企業も多くなると思いますが、その『外国人』に方達は、日本人が疎い、宗教を必ず持っています。
その人たちは、食べられるご飯が限られていたり、教会に行ったり、また祈祷を個人的に毎日する人もいます。
外国人を雇用する企業は、この『宗教』に対して必ず知識を入れていかなければなりません。
今回は宗教の中でも、最近訪日として観光でも増えてきているイスラム教に関して。
みなさんも一度は耳にしたことがあると思いますが、『ハラール』に関してをおおまかに説明し、また外国人を雇用する企業が増えるということにあたり、日本人が外国人を受け入れるにあたって必要な宗教に関する知識や心構え、振る舞いに関してを説明していこうと思います。
1:ハラールとは
ハラールは、イスラム法で許された項目をいう。端的にはイスラム法上で食べることが許されている食材や料理を指す。
日本では「ハラル」と書くことも多い。
反対に、口にすることを禁止されている物をハラームと言いう。
イスラム法の下では豚肉を食べることは禁じられているが、その他の食品でも加工や調理に関して一定の作法が要求される。この作法が遵守された食品がハラールとされる。
(出典:ウィキペディア)
2:ハラールの情報を扱っているメディア
企業の方にしても、イスラム教の方を食事に連れていく、またイスラム教に関する知識が必要になったときなど、ネットで検索する人も多いと思いますが、これだけ情報が増えてきている時代、どのサイトが信用できるものかは、自分の判断でしか決めようがありません。
そんな中、わたしの知人でもある代表守護さんが運営する『ハラールメディアジャパン』はハラールに関する情報、イスラム教徒に関する情報に関して、信頼をもって情報を得ることができるサイトです。
『ハラールメディアジャパン』https://www.halalmedia.jp/ja/
『ハラールグルメジャパン』https://www.halalgourmet.jp/ja
3:日本企業が外国人雇用の際に持っておくべき宗教への知識
日本人は宗教に関する知識が極端に少ないとも言えます。
今日はイスラム教に特化して書いてきましたが、外国人を雇用する場合、その多くの外国人には宗教があります。
その外国人に対して、これから外国人を雇用する企業(日本人)はどのような点に気をつけ、また振る舞い、知識をもっておくべきなのでしょうか。
弊社ではたくさんの外国人(130人中6割35カ国)がいますが、弊社にももちろん日本人もたくさんいます。
弊社で心がけている部分を少しみなさんにお伝えしたいと思います。
・宗教のことは聞かない
まず一番大事なことは、宗教に関して聞かないこと。反対に言えば、聞くことはご法度とも言えます。必要がない限り、また相手が何も求めていない限り、聞いてはいけません。
相手が女性なら、ヒジャブなどなにか頭にかぶっていたとしても、また男性なら、例えば十字架のペンダントを飾りとして持っていても、それらを聞かないのが礼儀です。
・宗教上の食に関して
例えば、海外なら宗教は関係なくてもベジタリアンの人もたくさんいます。日本は基本的にベジタリアンなど、食に関して制限のある人がほとんどいない国なので、食に関しての制限を『問題』として直面してしまう人も多いと思います。
最近では、日本の飲食店にいくと、アレルギーがないかなど必ず聞いてくれる店も増えてきたので、これはいい傾向だと思います。
また、イスラム教の方が食するハラールの店もかなり増えてきました。
宗教を持つ人と会食にいく際、また宗教の食への制限がわからない外国人の方と食事に行く場合も、食べられるもの、食べられないものを事前に質問してあげる習慣を持つことも大切なことです。
・生活面
日本ではそもそもイスラム教の方の絶対数が少ないので、あまり気にしたこともないかもしれませんが、海外では会社でも公共の場でもお祈りするための部屋が設けられています。
最近日本にも、空港などには『祈祷ルーム』が設けられているところもありますが、まだまだ少ないのが現状です。
もし会社に外国人が入り、祈祷ルームなどの生活面で必要な部分が生じるなら、できる限りで対応してあげてください。
また、クリスマスの時期に会社にクリスマスツリーを置くだけで、気に触る人もいます。イスラム教の方はクリスマスツリーが置かれていていい気はしません。
別の視点でクリスマスに関して他に例を出すと、会社の中でクリスマスパーティを開く人もいると思いますが、ヨーロッパやアメリカでは、クリスマスは家族といる日です。
日本人はハロウィンの延長戦のような感覚でクリスマスパーティを行う人もいますが、くれぐれもクリスマスイブに外国人社員を会食などに誘わないこと。(これは超基本です)
日本人が『お正月の朝から飲みにいこう』と言われているのと、同じ感覚なのです。
4:まとめ
最初から完璧にしようとすることは難しいですし、気にしすぎる必要もありませんが、外国人の方が気持ちよく働けるよう、また宗教に関しては日本以外の国では当たり前にあることが多いので、知識として入れ、対応を徐々にしていくことをオススメします。
ご質問、お問い合わせはお気軽にご連絡ください:michi.tanaka@izanau.com