【最新版】人手不足ランキング 2022年10月発表分
2022年12月26日月曜日
今回も厚生労働省が出している有効求人倍率の数字から、特に人手不足と言われる職業TOP20をピックアップしていきます。
【人材不足 職業ランキングTOP20】
2年ぶりとなる久しぶりの人手不足ランキングです。
厚生労働省が出している有効求人倍率(*)の数字から、特に人手不足と言われる職業TOP20をピックアップしていきます。
厚生労働省では、公共職業安定所(ハローワーク)における求人、求職、就職の状況をとりまとめ、求人倍率などの指標を作成し、一般職業紹介状況として毎月公表しています。
令和4年10月の数値をみると、有効求人倍率(季節調整値)は1.35倍となり、前月を0.01ポイント上回りました。
新規求人倍率(季節調整値)は2.33倍となり、前月を0.06ポイント上回りました。
正社員有効求人倍率(季節調整値)は1.03倍となり、前月と同水準となりました。
10月の有効求人(季節調整値)は前月に比べ0.1%減となり、有効求職者(同)は0.8%減となりました。
10月の新規求人(原数値)は前年同月と比較すると7.9%増となりました。
これを産業別にみると、宿泊業,飲食サービス業(29.3%増)、卸売業,小売業(11.7%増)、生活関連サービス業,娯楽業(11.3%増)などで増加となり、教育,学習支援業(1.9%減)、建設業(0.7%減)で減少となりました。
都道府県別の有効求人倍率(季節調整値)をみると、就業地別では、最高は福井県の2.04倍、最低は神奈川県の1.08倍、
受理地別では、最高は福井県の1.90倍、最低は神奈川県の0.91倍となりました。
厚生労働省:一般職業紹介状況(令和4年10月分)について
(*)有効求人倍率とは?
厚生労働省が全国のハローワークの求職者数、求人数をもとに算出し「職業安定業務統計」で毎月発表されているものです。有効求人数を有効求職者数で割って算出。
倍率が1を上回れば人を探している企業が多く、下回れば仕事を探している人が多いということ。
つまり倍率が高ければ高いほど人手不足、低ければ低いほど人手が余っているということになります。
【人材不足 職業ランキングTOP20】
1位:建設躯体工事の職業(組立作業、とび(鳶)・鉄筋組立てなど)10.79
2位:保安の職業(自衛官・司法警察職員・その他の保安の職業など) 7.16
3位:採掘の職業(建設の仕事、電気工事、ダム・トンネルの掘削など) 6.51
4位:土木の職業(現場での土砂の運搬、土地の掘削、コンクリートの攪拌(混ぜる作業)、土の地ならし、現場資材の運搬など)6.37
5位:建築・土木・測量技術者(科学的・専門的知識と手段を応用し、建築・土木・測量における計画・設計・工事監理・技術指導・施工管理・検査などの技術的な仕事) 5.83
6位:建設の職業 (構造物の計画設計から工事現場の施工管理、完了後の維持管理など) 4.70
7位:機械整備・修理の職業 (工場などの生産現場において生産設備の整備の仕事) 4.29
8位:介護サービスの職業(食事介助や入浴介助、排泄介助、移乗介助などの身体介助と、掃除や洗濯、買い物などの生活援助など) 3.79
9位:生活衛生サービスの職業(理容・美容・浴場・クリーニングなど) 3.29
10位:金属材料製造等 (金属加工、金属溶接・溶断の職業) 3.29
11位:家庭生活支援サービスの職業(ベビーシッター、保育士、幼稚園教員など) 3.28
12位:保健医療サービスの職業(医療行為は行わず、医師、歯科医師、薬剤師、獣医師などからの指示により、専ら患者への食事などの介助、器具の清掃など補助的な仕事) 3.28
13位:電気工事の職業(電車、工場、ビル、事務所、病院、住宅などあらゆる建設物の屋内外電気設備の設計、施工) 3.23
14位:医療技術者(診療放射線技師、臨床工学技士、臨床検査技師、理学療法士、歯科技工士など) 3.12
15位:接客・給仕の職業(飲食物の給仕、身の回りの用務・接客・娯楽など家庭以外の場所において個人に対するサービスの仕事) 3.08
16位:社会福祉の専門的職業(保育士や老人ホームや介護施設でのケアマネジャー、介護福祉士、社会福祉士、精神保健福祉士、心理カウンセラーなど) 3.03
17位:飲食物調理の職業(飲食物の調理及び酒類等の飲料の混合・調整の仕事) 2.99
18位:外勤事務の職業(テレビ・電気・ガス・水道・新聞などの集金、電気・ガス・水道などのメーターの検針などの外勤事務の仕事) 2.88
19位:包装の職業 (贈答用品物の包装作業員、ラベルの貼り付け、ステッカーの貼り付けなど) 2.62
20位:製品検査の職業(金属除く) (化学製品、窯業製品、土石製品、食料品、飲料・たばこ、紡織、衣服、繊維製品、木製製品、紙製品、印刷・製本、ゴム製品・プラスチック製品などの生産活動における、中間生産物及び最終生産物の検査)2.60
*数字は有効求人倍率です。
*職業右の(かっこ)内は職業の例をあげています。