外国人の人材派遣・紹介会社【6つの正しい選び方と注意点】これさえしていれば外国人雇用に失敗することはありません。
2019年2月4日月曜日
弊社が外国人を多数雇用してきて、何度も外国人の派遣・紹介会社を使ってきた実体験を元にしています。 経験者だからこそ語れる内容になっていますので、是非参考にしていただければと思います。
*この記事はイザナウを運営している株式会社アクティブゲーミングメディア(130人中6割が外国人社員)のスタッフによって作成されています。
*この記事は2019年11月29日に更新されました。
外国人雇用に関して、このような記事が掲載されていました。
日本経済新聞:人繰り支える省力化・外国人 18年の中国5県求人倍率上昇
朝日新聞デジタル:訪れるのも迎えるのも外国人 ホテル次々、人手不足加速
最近続々と人手不足をメディアが取り上げ、外国人労働者に関して話題にするようになりました。
時代の流れというものもありますが、日本もやっと世界と同じグローバルレベルに向かってきたといっても過言ではありません。
今回は、この時代の流れにより、
「外国人を雇用しよう!」とお考えの企業様に向けて、
【外国人の人材派遣・紹介会社の正しい選び方について】お話ししていこうと思います。
*以下の6点は、弊社が外国人を多数雇用してきて、何度も外国人の派遣・紹介会社を使ってきた実体験を元にしています。
経験者だからこそ語れる内容になっていますので、是非参考にしていただければと思います。
1:契約をきちんと確認、理解し、さらに交渉すること
1番目に1番大切なことをお伝えします。
『契約を本当に本当にきちんと確認、理解して、さらに交渉をすること』
弊社の実体験ですが、人材を紹介してもらい手数料を100万円ほど取られて、3日間でその人材が会社をやめてしまうことが本当にあります。
3日間で仕事もロクにしていないのに会社を辞めたのにも関わらず、手数料をはらわないといけないなんて、悔しく思う人もいると思いますが、払わされるのが現実です。
みなさんがこの経験をしたことがあるかどうかは分かりませんが、少なからず弊社は経験しています。
なぜこのようなことが起こり得るかというと、
人材紹介会社のただ唯一の目的は「人材を紹介して手数料を得ること」だからです。(当たり前ですが)
それをわかった上で、人材紹介会社と付き合わないといけないし、当たり前ですが「紹介自体がうまくいかないことがある」というのが人材紹介なので、
契約をする時点でどのような条件があるのか、深く読み込んで、深く理解する必要があります。
さらに、その紹介された人がうまくいかなかった場合、どのような補償をしてくれるのかを、
あらかじめ契約時点で交渉しておかないといけません。
これをきちんとしていなかった場合、紹介された人材がうまくいかなかった時に、人材会社はまったく協力もしてくれないし、
せいぜい「他の人材を紹介しますよ」と言われるくらいで終わってしまいます。
極端な話、1年契約で誰か人材を紹介してもらって雇用した場合、1年後に人材紹介会社はその雇用した人材に対して、
「そろそろ転職しませんか」
などと営業をかける会社もあったりするので、やはり人材紹介会社と付き合う際には、とても気をつけなければいけません。
これは基本中の基本です。
1つ例を出すと、例えばビザの手続きに関して。
企業側が求めるような外国人を派遣・紹介会社が手配をすると思いますが、その理想の人材に在留資格が与えられるかどうかは別問題です。
もし『紹介はしますけど、ビザの件に関しては自分たち(企業側)で頑張ってください。紹介手数料はもらいますけど』なんていう契約内容だったら最悪です。
内容・金額ともに、詳細まで目を通し、納得いくまで交渉しましょう。
2:人材紹介会社の複数の人と関わりをもつこと
人材紹介会社の営業担当は、転職を繰り返す人がものすごく多いです。
なので、
「今日人材を紹介し、契約をする手続きをし、案件を決めてくれた人が、2ヶ月後に会社にいない」
こともよくあること。
営業担当だけと連絡を取り合っていても、その人が辞めてしまった場合、やりとりとして面倒なことが多くなります。
そういった意味で、契約の前に、必ず営業担当以外の人も紹介してもらうこと。
3:面接に人材紹介会社を入れない
人材紹介会社から送られてくる人材を面接する際、その人材紹介会社の人は、面接に同行したがる傾向があります。
ただし、面接は必ず自社の人事か社長などと、人材とで行いましょう。
人材紹介会社の人がいない面接の機会を設けましょう。
人材紹介会社の人は、当然、面接に受からせて、仕事を契約させたいが故に、同行したがります。
また、同行した面接後に「いかがでしたか?」と聞いてくる。
下の6でも取り上げますが、人材紹介会社は面接の数を減らしたがりますが、そんな意見は聞く必要もありません。
あなたの会社が納得するまで面接をし、その1回に人材紹介会社が同行したとしても、他の面接では人材と自社のみでおこなう機会を設けましょう。
4:紹介会社自体が英語が堪能かどうかを確認する。
手前味噌になりますが、本当の意味で外国人の人材紹介(高度人材など)をできる会社がそもそも日本にはイザナウ以外はほぼありません。
なぜなら
「そもそも日本国内の外国人紹介会社が、紹介する外国人とろくに話すこともできず、コミュニケーションすら取れていない」
というケースがすごく多いからです。
人材紹介会社は、企業に外国人を紹介するだけが仕事ではありません。
本当の意味で会社と外国人を理解するには、やはりコミュニケーションを取らなければなりません。
実際、このイザナウにも、登録している外国人の方からとても多くの質問などの連絡がきます。
もちろんそれにも対応しなければなりませんし、その外国人が抱く疑問も解決しなければなりません。
このような意味で、まずは紹介会社自体が英語が堪能かどうかをまず見極める必要があります。
5:外国人派遣・紹介会社の何社かあいみつをとること。
外国人材は、実際何社か違う派遣会社・紹介会社に登録している人が多くいます。
同じ人材でも、会社によって派遣料や紹介料、条件が全く違ってきます。
同じ人材1人をとる時も、1社目で自社と条件が合わなければ、何社かに連絡を取り、比較をしてみる。
面倒にも思えますが、手数料の削減、条件の交渉、また外国人材を雇用するということを考えれば、
この手間もまったく無駄ではありません。
6:人材派遣・紹介会社の都合は無視する
人材派遣・紹介会社は当たり前のように、
「そろそろ決めませんか?他の会社もこの人材に興味を示してますよ」
と決まりごとのように言ってきます。
しかし、「そろそろ決めませんか」と言うのは、向こうの都合。
雇用する側の自社で、十分に納得いくまで、外国人材に会い、納得してから決定するべきです。
普通に考えて、日本人の新入社員や中途社員を採用する場合ですら、日本企業は4回も5回も面接を繰り返すのに、
外国人の場合にはすぐ決めなければならないなんて、おかしな話です。
むしろ外国人雇用の方が入念なチェックを必要とします。
面接も何度かするべきですし、実施テストも必ずおこなってください。
さらに、トライアル期間も必ず設けてください(弊社では3ヶ月くらい)
*トライアル期間についてもっと知りたい方はこちら:知らないと損!外国人雇用の最大の注意点!多くの日本企業が知らないプロベーション期間とは?!
人材紹介会社はその気になれば、なんとでも契約条件を緩めてくれます。
人材紹介会社は、契約条件を決める際に「うちはこういう規定なので」など言ってくると思いますが、
だったら別に契約条件をよくしてくれる会社に変えればいいだけの話です。
7:まとめ
以上6点をまとめると、
1:契約よく見る。
2:営業担当以外の人に会う。
3:面接は人材紹介会社の人を入れないでやる。
4:紹介会社自体が英語が堪能かどうかをまず見極める。
5:あいみつをとって必ず何社か使う。
6:紹介会社の都合は無視する。
正直、これさえしていれば外国人雇用に失敗することはありません。
外国人を雇用したい方、ご相談はぜひイザナウへ!
外国人の派遣会社、紹介会社を決めた後に必要になるのが、その会社に募集内容を掲載することです。
外国人募集を掲載する際のポイント・注意点はこちらへ
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外国人のプロを日本に紹介することが、私のミッションであり、宿命である