外国人を雇用するメリット 〜製造業編〜
2018年7月24日火曜日
「遠い国から身ひとつでやってきた大切な仲間」という感覚で、積極的にコミュニケーションをとる努力をしよう!
近年、国内の労働環境は大きく様変わりしています。
少子高齢化が進行する影響で、若い年齢層の労働力が減少しつつあり、特に製造業等ではその傾向が顕著で、深刻な問題となっているようです。
そこでクローズアップされているのが、外国人労働者の雇用です。
当初は「日本人の代用」や「一時しのぎ」の感覚で外国人を雇用していた企業も、そのメリットの大きさを感じることで、重要な戦力として積極的に雇用を継続することが多くなっています。
では、外国人を雇用するメリットにはどんなものがあるのでしょうか。
1.若い年代の労働者を確保できる
製造業は、日本人の若い人たちには「3K」とよばれて敬遠されがちな職場です。
しかし、外国人にとっては、機械を相手にする仕事が主になる製造業の職場は、日本語が不十分であっても問題なく仕事を進められるため、魅力的に映ります。
また、企業側としては、細かい作業が多い職場に、目の良さと手先の器用さ、さらには俊敏な動作ができる若い年代の労働者を雇用することができます。
2.労働意欲の高い人材が多い
外国人労働者のほとんどは、高い労働意欲を持っています。
まず、自国に十分な仕事がなく、仕事を求めて遠い外国に出向いてきている方がほとんどです。
そのため、任された仕事に対して真剣に取り組み、その対価として報酬を得ることに喜びを見出します。
この仕事をやめたら、もう後がないという覚悟を持っている方も多く、仕事を大切に考え、まじめに勤務します。
その勤務態度や、仕事への熱意は、周囲の日本人労働者に良い影響を与えることになるでしょう。
また、先進国である日本の高い技術や技能を身につけたいという意欲の高さも見られます。
3.外国人特有の多彩な感覚がある
外国人労働者は、日本人とは違った発想力や思考性を持っています。
そのため、仕事の進め方から、さらには製品開発や企画などにおいて、日本人にはできない新しい発想がみられることがあります。
それらを活かして、業績の向上を図ることも可能です。
4.海外進出の計画立案が可能
海外進出を具体的に計画している場合はもちろん、将来的にそうしたいとの考えがある場合も、外国人労働者を雇用することで、その計画がより綿密なものになります。
その国の独自の文化や慣習など、外部からではわからない細かい部分まで外国人労働者を通じて知識を得ることができるため、計画立案に無駄やピントはずれになる部分を最小限に抑えることができるでしょう。
このように、外国人を雇用することにはさまざまなメリットがあります。
もちろん逆にデメリットもあります。
雇用にあたっての手続が煩雑であったり、仕事の進め方を指導するにあたって、コミュニケーションが円滑にとれないことや、生活習慣の違いにより、周囲との軋轢が起こるなども考えられます。
しかし、雇用のメリットは、それらのデメリットをカバーして余る大きなものです。
また、コミュニケーションや生活習慣の違いに関しては、周囲の従業員の理解を得ることで大部分を解消することができるはずです。
まずは「遠い国から身ひとつでやってきた大切な仲間」という感覚で、積極的にコミュニケーションをとる努力をしましょう。
それによって、外国人労働者の側も緊張を解き、心を開き、周囲との協調を図る努力をすると同時に、仕事に対してより高い意欲を発揮されるものと思われます。
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