国別!外国人スタッフの特徴
2018年4月30日月曜日
人間、誰しも癖がある。色々な国のスタッフの特徴をまとめてみた
「日本人はよく働く」と世界でよく言われるが、日本で10年間会社を経営した感想としては、よく働く働かないと言うのは、国籍で決まるものでは無いと。と言うのも、不真面目な日本人も山程見てきたし、最後まで責任を持つ外国人も何百人も見てきたからだ。
人事関連の経験、もしくは面接の担当経験がある人は分かるように、採用された人が面接で受けた印象とは正反対の働きぶりを見せる事はよくあることだろう。
しかし、確かに育った環境と受けた教育は、社会に出た後、仕事をする上でそれなりの影響を与えてしまう。
私が経営する会社は現在27カ国もの国籍を持つ社員を抱えている。この経験を元に、これは偏見だろうと言われる覚悟で国籍別でそれぞれの共通点と差、見解についてまとめてみた。
これはあくまでも日本で働く外国人に対する意見であり、なおかつ日本のゲーム業界で働いてる人に関する個人的な意見だから、悪しからずご了承を。
①アメリカ人とヨーロッパ人の差
・アメリカ人はヨーロッパ人に比べたら、ビッグピクチャーを描く事が得意。尖ったマーケティング企画、野望的な営業企画作成などは、なぜかアメリカ人から出る確率が高い。
それに比べてヨーロッパ人の事業計画やマーケティングプランは、夢は無いがしっかりと調査や経験に基づいたものが多い。
・アメリカ人はチームワーク作りが上手い。アメリカ人が集まったチームは統一感があり、共通のビジョンを全員で描くことが多い。一方ヨーロッパ人は統一感がなく、個々が勝手な方向に向かうことがある。それに加え、隣人の悪口も比較的に多い。
・ヨーロッパ人は結果にこだわる。ぶつぶつ言いながらも、ヨーロッパ人はプロとして最後まで仕事をやりきることが多い。それに比べ、アメリカ人はプロジェクト自体が失速してしまった場合、本人の熱も冷めてしまう。今までプロジェクトを投げ出すアメリカ人は沢山見てきたが、ヨーロッパ人では見たことがない。
・ヨーロッパ人はプライドが高い。アメリカ人はある程度職場に対して割り切って接するが、ヨーロッパ人は一度でも注意されたら拗ねてしまう人が多い。
②アジア人について
・アジア人は日本の職場によく馴染む人が多い。
日本の特有の稟議システムなどに欧米の人は中々適用しにくいが、韓国、台湾、中国の人は比較的問題なく日本の稟議手続きや職場環境に適応可能である。
・アジア人は比較的にヨーロッパ人とアメリカ人に比べると、長期休暇を取らない。
ヨーロッパ人は時に2〜3週間の休暇をとったりする。それに比べると、アジア人は長くて一週間。アジアの人達は全体的に自己主張が少なく組織というものを理解しようとする傾向にある。
・面接の際、アジア人は聞かれたことに対して適切に答えるが、欧州の人は(特にアメリカ人は)聞かれてもないことや、自分の能力を勝手に アピールしようとする。このような状況の中では、面接官はその人の真の実力を見極めることが大事。
③北米イギリス以外の英語圏の人について(ニュージーランド、オーストラリア、カナダ)
基本的には、シンガポールのような国でも自称英語ネイティブとは言うが、高い英語力を期待できるのはニュージラーンド、オーストラリア、カナダである。
一般的にこれらの国の人はキャリア重視の人が少ない。どちらかというと、自分のプライベート時間、ライフワークバランスを重視する人が多い。
ただ仕事は丁寧で職場に馴染もうとする努力をしようとしつつ、一緒に働くことは比較的に容易である。
④ 南米、中米
国の数が多く、スペイン語圏だけでも20カ国以上ある故に一概には言えないが、イメージしがちなマイナスなイメージと違い、よく働く人が多い。
南米の人はアジアの人と同じく自己主張が少ない。仕事は与えられたものを真面目にこなしているだけでいいと考える人もまだ多いが、南米は文化というものがかなり古くからしっかり存在しているため、クリエイティブな仕事を任せると想像以上にに丁寧な仕事をしてくれる。
例えば執筆、デザインなどのような仕事はとても向いている。
最後に業種や環境においては様々な例外があるし、一概に述べられない部分もあるが、弊社は現在27カ国もの人を雇用した上で、現在このような傾向があると感じている。
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外国人のプロを日本に紹介することが、私のミッションであり、宿命である