【ニュース】特定技能『外食』試験で347人が合格
2019年5月22日水曜日
『特定技能で外国人を雇用する』には基本的な方法は2つあります。
今月21日、外食業の特定技能試験合格発表があり、460人の受験者の中、347名が合格しました。
飲食店、建設業など、人手が足りていない業種からすると、早く特定技能の在留資格を取得した外国人を雇用したいと思っていると思いますが、まだまだ試験合格者は347名(外食業)のみ。
『特定技能で外国人を雇用する』には基本的な方法は2つあります。
1:特定技能の各試験で合格した外国人を雇用する
2:技能実習で各分野を2年10ヶ月修了した外国人に特定技能ビザを申請してもらう。この際は試験は不要。
上記2の場合、各種業界で技能実習の修了書をもっている外国人を探し出し、雇用するという方法もあります。
つまり、特定技能の試験が始まっていない業種でも、技能実習を修了していて、特定技能の在留資格に変更できる外国人は、試験を受けずに特定技能の在留資格が取得可能ということです。
法務省はむしろ、技能実習2号修了している外国人を、特定技能の在留資格に変更するよう促しています。まだまだ企業側が情報を理解していない中、行政は地味に色々と情報を開示しています。
詳しくはこちら → 法務省:在留資格「特定技能」へ変更予定の方に対する特例措置について
なお、この合格発表の会場では、発表後の合格者を取り入れようと派遣会社が集まっていたようです。
特定技能を派遣したい派遣会社、雇用したい飲食店、派遣される特定技能合格者、この需要と供給がこれからどうなっていくかが見ものである。
特定技能の在留資格は14業種(介護、ビルクリーニング、農業、漁業、飲食料品製造業、外食業、素形材産業、産業機械製造業、電気・電子情報関連産業、建設業、造船舶用工業、自動車整備業、航空業、宿泊業)とされています。
今後の特定技能試験開催予定は、以下のサイトから確認できます。(現在確認できるものは外食・宿泊・介護・建設)
外食技能測定試験:一般社団法人外国人食品産業技能評価機構(OTAFF)
宿泊業技能測定試験:一般社団法人宿泊業技能試験センター
介護技能実習評価試験:一般社団法人シルバーサービス振興会
建設分野特定技能評価試験:国土交通省 建設分野における新たな外国人材の受入れ(在留資格「特定技能」)