高度人材雇用の注意点・ポイントと高度人材の扱い方
2018年12月22日土曜日
高度人材を雇うということは、他の社員を雇うということと基本的に同じです。 ただし、高度人材には重要なポジション、重要な仕事内容を任せる企業も多いと思うので、特にポイントとして念頭に置いていた方がいい点を取り上げてみました。
*この記事はイザナウを運営している株式会社アクティブゲーミングメディア(130人中6割が外国人社員)のスタッフによって作成されています。
外国人の受け入れについて、社長100人にアンケートをとったところ、
結果:賛成が50%越え、反対は1%台、どちらとも言えないが41.4%だったようです。
出典 日経新聞:外国人拡大、「賛成」5割増す 高度人材に期待多く
正直この「外国人労働者を増やそう!」という政府の行動に一番同意しているのは、
経営者であると思います。
雇われている社員やアルバイトの方は、そこまで外国人を必要と感じていない人も多いと思いますが、人でが不足していると痛感しているのは結局は経営者です。
今回の記事では、この
「賛成」5割増す 高度人材に期待多く
の高度人材についてを述べていきたいと思います。
「高度人材を雇う」ということは「普通の外国人の社員を雇う」ということと何が知合うのか。
また、どのような点を注意し心がけておくべきなのかをお伝えしようと思います。
高度人材雇用の注意点・ポイントと高度人材の扱い方
①高度人材とは
以前の記事で高度人材とはなにかを詳しく述べましたが、(記事:そもそも高度人材とは?)
法務省には高度人材とは『経済成長や新たな需要と雇用の想像に質することが期待される高度な能力や資質を有する外国人』とあります。
「高度学術研究活動」「高度専門・技術活動」「高度経営・管理活動」
つまりは専門的な知識や能力がある学術研究者、技術者、経営者、などの外国人がこの高度人材に分類されます。
そんな高度人材はポイント制により選出されます。
『学歴、職歴、年収、年齢などの項目ごのにポイントを儲け、
『ポイントの合点が70点に達した場合に、出入国管理状の優遇措置を与えることで、高度外国人が日本に来てくれるよう促す制度』のようです。
つまりは、
政府が作ったポイント計算表により70点以上を獲得している人を日本では高度人材といい、その人たちを日本に呼び込み、日本で活躍してもらいたいという政府の戦略ともいえる制度
と言えるでしょう。
(法務省のポイント計算表を詳しくみたい方はこちら)
②高度人材を雇う時の2つの注意点
1:高度人材には企業側からアピール
日本は先進国だけど、先進国の中では物価が安い。そして、給料も安い。
でも高度人材であればあるほど、やはり働くメリットととらえているものは基本的に1つ。
お金です。
給料が基本的に安い日本で、高度人材を雇う前に大事になってくることが、
お金以外の弊社の価値を伝えること。
お金以外の価値が弊社にはどう提供できるのか、をまずしっかりと考えなければなりません。
例えば、
うちの会社に入ったらこのような技術が習得できる、
このような仕事に挑める、
弊社が面白いのか面白くないのか、
うちの会社に入ったらこんな仕事ができるよ
など。
高度人材に対して、普通の社員と違うところが、
『企業が高度人材に企業からアピールしなければならない』ということ。
高度人材は、いくらでも仕事があり、仕事に困りません。
高度人材は企業の取り合いです。
企業側から人材を取りに行かないといけません。
2:日本語習得は必須
高度人材にとって日本語力が必須になってきます。
高度人材にはいやでも日本語を習得してもらわなければなりません。
理由は簡単で、いくら自社が英語で仕事ができる体制をとっていると言っても、日本ではクライアントは日本人。
クライアントとのやりとりは日本語です。(海外ではクライアントとのやりとりは基本的に英語)
クライアントと話ができないとなると、クライアントの要望も理解できませんし、その高度人材ができる仕事の範囲も限られるし、さらに高度人材が成長しません。
本人の日本語力に投資すると言うことは、自社の成長に投資していると同じこと。
これは高度人材でなくてもいえることですが、技能実習生など高度人材はない人は、クライアントとそこまで話す必要もない立場の人もいるし、作業をすることが仕事の人もいます。
外国人労働者、全員には言えるけど、「高度人材は特に」ということです。
③高度人材の扱い方
1:誠意を持って対応する
社員が一番嫌うことというのは、嘘をつかれることです。
これは高度人材も同じで、一番大切になってくることは誠意もって対応すること。
厳しくいうことは、ちゃんと厳しく言わなければならないし、伝えることは伝える、受け入れるところは受け入れる。
ある意味、当たり前のことと言えますね。
2:頼るけど任せはしない
高度人材には重要なポジションや、重要な仕事を割り当てる場合も多いとは思いますが、そんな高度人材も外国人です。
いつ国に帰られても大丈夫にはしとかないといけません。
弊社でも外国人(高度人材含め)をたくさん雇用していますが、何かがあると仕事、時期関係なく急に国に帰ります。
日本でさえ家族に何かがあれば、早めに帰ったり仕事を休んだりしますが、
外国人となると、自国に帰らなければなりません。
急に国に帰って、日本に戻ってこない人もザラにいるので、やめられてもいい覚悟と体制は常に持っておく必要があります。
『頼るけど、任せはしない』
これが大事です。
まとめ
高度人材を雇うということは、他の社員を雇うということと基本的に同じです。
ただし、高度人材には重要なポジション、重要な仕事内容を任せる企業も多いと思うので、特にポイントとして念頭に置いていた方がいい点を取り上げてみました。
これから日本に外国人が増え、高度人材が増え、日本自体がどのような成長をとげていくのか、日本政府と日本企業の頑張り次第と言えますね。
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