新型コロナウィルスで観光客が激減。【観光産業大国】になりつつある日本って大丈夫なの?
2020年2月14日金曜日
日本では各産業を第一次産業〜第三次産業で分類しますが、第三次産業である観光業はその他第1〜第2次産業へも影響力があります。そもそも観光産業というものに依存したらどうなるのでしょうか。
新型コロナウィルスで持ちきりですが、厚生労働省は新型コロナウイルス感染症についてという形で案内をしています。
外国人を雇用している企業の方も使えそうな外国語で対応できる医療機関についてなども案内がありますので、参考にしてください。
日本は観光業大国になりつつあるのは、みなさん薄々感じていると思いますが、昨年2019年1月〜4月までの観光客数はざっと973万人。2019年1月のみでは、観光客数230万人。(うち中国人は65万人)
商業界ONLINEによると、2020年は前年同時期に比べ、実際には約135万人、1850億円程度の機会損失になるようだと掲載されていますが、2020年まだ収束の予測の立たないコロナウィルスの影響で、日本はどれほど損失がでるのでしょうか。(中国への団体旅行客が多いタイでは、損失が3500億円に登るようです)。
そして、莫大な税金を使って準備してきたオリンピックは果たして開催するのが正解なのか、開催を止めるのが正解なのか。
観光業に依存すると...?
日本では各産業を第一次産業〜第三次産業で分類(*)しますが、第三次産業である観光業はその他第1〜第2次産業へも影響力があります。そもそも観光産業というものに依存したらどうなるのでしょうか。
観光客がいなくなったら、訪日外国人がいなくなれば、観光産業に頼っていた県・国の経済は悪化していきます。
以前、【日本の未来】外国人がこのまま増え続けたらどうなるかを予想してみた! という記事でもご紹介しましたが、日本で現在おこっていることは基本的にすでに他国では経験済み、ということが多くあります。
訪日で外国人を呼ぶのと、日本に在留させるのでは全然重みが違います。
基本的に今日本は観光国家になろうとしていますが、観光がメインの産業になる国は、正直危ない傾向にあります。(例としてキューバ、スペインなど)
なぜならば、なにか問題があって観光客が来なくなったとき、経済を支えるものが無くなるからです。
(前回の台風での、関西国際空港の問題みたいなものの国バージョンと思っていただけるとわかりやすいかもしれません)
世界には観光と産業が2つとも盛んに行われている国があります。
基本的に4つ。
・イタリア
・フランス
・アメリカ
・中国
反対に、観光に頼り過ぎている国、例えばブラジル、スペイン、メキシコなどは今は経済が厳しい現状に陥っています。
日本は今の時点ではまだ、観光・産業、2つとも強いと言えますが、今のうちに産業に投資する必要があります。
正直今の日本の観光客の増加は、政府が『インバウンド!!!!!』と言って頑張って作り上げたものではなく、単に航空が便利になったからであり、20年前と比べても飛行機に乗りやすくなったこと以外は、大して変わっていません。
在留外国人が増えることで、企業の競争力があがり、国益は上がると思いますが、それを産業の強化に繋げることは絶対的に必要なことです。
(*)豆知識としてわかりやすくまとめてあった第一次産業〜第三次産業までを掲載しておきます。
第一次産業:自然界に対して働きかけ、作物を作ったり採取する産業。
農業、林業、漁業(水産業)など
第二次産業:自然界からとったりした物を使って加工する産業。
工業、建設業、鉱業、採取業、製造業など
(例)・木材を使って家を建てる・鉄鉱石を使って鉄鋼を作る
第三次産業:第一次産業,第二次産業のどちらにも当てはまらない産業です。
商業、金融業、運輸業、情報通信業、サービス業、 電気・ガス・熱供給・水道業
情報通信業、不動産業、物品賃貸業、学術研究、専門・技術サービス業、宿泊業、飲食サービス業、生活関連サービス業、娯楽業
教育、学習支援業、医療、福祉、複合サービス事業など
(例)・八百屋で野菜を売る ・銀行でお金を貸す ・郵便を配達する ・ホテルで観光客を泊める
参照:ベネッセ教育情報サイト
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