外資系企業が日本で成功した例といえば?
2023年10月3日火曜日
事例を見ながら海外企業が日本で成功した理由を考える
大きな成功を収めるブランドでも商習慣や文化などが異なる海外に進出した場合、同じく成功を収めることは簡単ではない。
海外進出は大きなリスクを伴う。
中でも日本に進出するとなった場合、言語や商習慣の違いから難易度が高いと言えるだろう。
しかし、その日本でも大きな成功を収めた外資系企業が数多く存在する。
今回は日本で成功した外資系企業の事例を見ながら、なぜ彼らが成功を収めることが出来たのか、一般的に言われているその理由を紹介する。
また、今回のケースとは逆に日本の企業が海外に進出する際の手助けになるかもしれない。
①コカ・コーラ
1892年にアメリカ・ジョージア州で設立され、日本には1957年に進出したコカ・コーラ。現在では「爽健美茶」や「アクエリアス」などオリジナル商品が人気を得ている。
コカ・コーラという主力商品がありながら、日本にマッチした上記の商品を生み出し、最近ではチューハイの「檸檬堂」の販売も行っており、販売当初の予想を上回る売上を記録しているという。
戦略をカスタマイズし、市場に合ったオリジナル製品を生み出すことが日本コカ・コーラ株式会社の成功の鍵となった。その他にもマーケティング戦略やターゲットの設定も大きな成功の要因と言われている。
②ZARA
1975年にスペインで設立されたファッションブランドで、日本には1997年に参入した。
ジェトロ(日本貿易振興機構)によると、ZARAのビジネスモデルは「物流センターから東京に荷物が届くまでに 4 日もかからない。さらに、荷物は週に 2 回、必要な量だけ発送され、是怪獣のZARAの顧客の中で、日本の顧客のリピート率が最も高くなっている。」とされている。
また、ZARAは「販売員や店舗マネージャーが顧客調査の最前線に立つことができるようにしており、顧客のコメン感想、カット方法、生地、新しいアイデアに熱心に耳を傾けて記録し、顧客が身に着けている新しいスタイルを熱心に観察している。」とビジネス&ブランド ストラテジストのMartin Rollが解説している。
注目すべきはZARAの対応の速さで、ある試算によるとZARAは新しいデザインを決定すると、その新しいデザインが店頭に並ぶまでにわずか 1 ~ 2 週間しか要しないとされている。
一般的にはトレンドを予測し、その予測に従い生産計画が立てられるが、ZARAは常にトレンドを追い続けることが出来るということになる。
ZARAは顧客からの情報収集と、物流面の強みを活かし迅速な対応力で日本でも成功を収めることができたとされている。
③IKEA
1943年にスウェーデンで創業された家具メーカーであるIKEA。世界に事業を展開し、現在は60以上の国と地域で店舗を構える。
日本には1970年代に日本で商品を販売するも、日本の消費者への適応やロジスティック面で苦戦し、1986年には撤退を決めた。本格的な日本進出を決めたのは2002年のこと。イケアジャパンを設立し、2006年に1号店となる船橋店をオープンし、現在は全国に12店舗を構えるまでに。
IKEAは日本から撤退して20年後に再び日本に進出したが、その間徹底的な市場調査を行ったという。
市場に合う商品の選定、品質と価格の見直し、輸送方法、ユーザーエクスペリエンスの向上、日本の市場に適応する方法について深く議論されたという。また、IKEAは日本で店舗を出店する際、店舗周辺の家庭に実際に訪問を行い、IKEAの果たすべき役割を見出した。
さらに1号店をオープンする前にはプレス向けの展示会を行い、「4畳半ミュージアム」と題した展示会では14ものパターンの展示をIKEAの家具のみで行い、開店初日には35,000人の来店者を記録。
徹底した市場調査とプロモーションにより、日本での最初の成功を収めた。
最近では郊外の大型店舗のみならず、原宿、渋谷、新宿に都心型店舗を出店するなどこれまでと異なる試みも行っている。
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