【外国人の方向け】日本での面接の質問・ポイント・注意点
2019年6月2日日曜日
外国人を雇用する事に慣れている企業では、海外の面接のように服装に規制がなかったり、英語での履歴書を提出できたりと、柔軟に対応してくれる企業もありますが、外国人を雇用する事に慣れていない企業では、ある程度、日本の面接のルールや常識をある程度理解した上で臨みましょう。
日本の面接は一概に『これ!』と言うものが正直ありません。
各企業によって、やり方、面接の回数、人数、など全て異なってきます。
企業との面接の際はある程度の情報収集と、基本的な面接の知識は頭に入れておいた方が無難と言えますし、ましてや母国語ではない日本語での面接ともなると、『急な想定外の質問に頭が真っ白!』となってしまうことも考えられます。
今回は『基本的な』面接の種類、聞かれる質問、ポイントなどをお伝えしたいと思います。
【外国人の方向け】日本での面接の質問・ポイント・注意点
1:基本的に日本企業が聞いてくる質問
2:外国人だから聞かれるかもしれない質問
【面接の種類】
基本的に面接の種類は5パターン。
1:個人面接
2:集団面接
3:グループでのディスカッション形式
4:プレゼンテーション形式
5:テスト形式
今回は基本的に個人面接、また集団面接でのポイントをお伝えします。
グループディスカッションやプレゼンテーションなどは、その都度会社によってお題が出されるなどしますので、こちらで一概には説明いたしません。
【面接で聞かれるであろう2パターンの質問】
1:基本的に日本企業が聞いてくる質問
① 自己紹介をお願いします。
② ご自身の強み・弱み(得意なこと/苦手な事・ 長所/短所)をお聞かせください。
③ 今までの職歴・経歴を教えてください。
④ 今までの仕事で誇れる実績や成功体験は何ですか?
⑤ 当社を選んだ理由は何ですか?
⑥ 当社の商品やサービスについて知っていますか?
⑦ 当社でやりたいこと・挑戦したいことは何ですか?
⑧ 将来の夢は何ですか?
2:外国人だから聞かれるかもしれない質問
① 弊社に応募してきた理由
② ビザの有無
③ 日本に来たきっかけ
④ 日本語をどのように勉強するつもりなのか
⑤ 学生の時にどんなアルバイトをしたか
⑥ 将来のビジョン。将来国に帰るのかどうか
⑦ 母国で弊社の様な企業があるのかどうか
⑧ 弊社の何に魅力を感じたか
⑨ 希望の年収
⑩ 日本の常識に関しての質問
これらの質問はあくまでも予想です。
様々なパターンを想像してイメージトレーニングしておくと、いざ想定外の質問が来たとしても、自分の引き出しのどこかから使えるモノがあるかもしれません。
時間がある限り、準備を怠らないようにしましょう。
【日本の面接でのポイント】
日本では面接のマナーについて一般論として認められているルールがあります。
例えば女性は面接の際に、服装だけではなく髪型までどうあるべきか、暗黙の了解のように共通に認識されています。基本的には黒髪で清潔感がある髪型、また長い場合はまとめる、などと言うルールです。
男性も服装だけではなく、持ち物まで指定されています。筆記用具、黒や茶色の鞄などある程度決まっています。面接の多い時期になると、テレビではスーツのCMが流れるほどです(リクルートスーツという言葉があるくらい)
海外の面接のルール、また海外の面接の常識と、日本のルールや常識はまったくもって違うものと思っていた方がいいでしょう。
外国人を雇用する事に慣れている企業(例えば弊社)では、海外の面接のように服装に規制がなかったり、英語での履歴書を提出できたりと、柔軟に対応してくれる企業もありますが、外国人を雇用する事に慣れていない企業では、ある程度、日本の面接のルールや常識をある程度理解した上で臨みましょう。
【日本でも面接のルール・常識】
では、日本の面接のルールや常識とはなんなのか、簡単にご説明しておきたいと思います。
・遅刻厳禁。10分前には会場に行きましょう。
・基本的には黒のスーツ着用。指定があるならその指定の服で行きましょう。
・ノックは3回して『どうぞ』の声を待って入室しましょう。
・面接官が座るまでは座らない。または面接官が後から入ってきた場合は、一度立って、面接官が座ってから座りましょう。
・姿勢よく座ること。足を組んだり、手を組むなどはアウトです。
・面接が終了したら「ありがとうございまし。失礼いたします」の言葉を言って退出しましょう。