外国人労働者ホントに必要?!本当に人材不足なのかどうかを数字で確かめよう!【分かりやすい】
2018年11月6日火曜日
外国人労働者の必要・不必要のカギ『人手が足りていない職業、足りている職業、 将来的にいくらわたしたちが年金を払わないといけないか』
*この記事はIZANAUを運営している株式会社アクティブゲーミングメディア(130人中6割が外国人社員)のスタッフによって作成されています。
「人材不足とかいってるけど、本当にそうなの?!」
「外国人労働者、本当にいる?!」
と思った人もいるのでは?
では確かめてましょう!
本当に人材不足なのかどうか!
記事目次
1:人手が足りていない職業 (67業種中 55業種)
2:人手が足りている職業 (67業種中 12業種)
将来的に年金いくら払えっていうんですか。。。
①人材不足が本当なのか数字で確認
1:人手が足りていない職業(67業種中 55業種)
厚生労働省が出している有効求人倍率(*)の数字から、特に人材不足と言われる職業をピックアップしてみました。
(*)有効求人倍率とは?
厚生労働省が全国のハローワークの求職者数、求人数をもとに算出し「職業安定業務統計」で毎月発表されているものです。有効求人数を有効求職者数で割って算出。
倍率が1を上回れば人を探している企業が多く、下回れば仕事を探している人が多いということ。
つまり倍率が高ければ高いほど人手不足、低ければ低いほど人手が余っているということになります。
(以下は平成30年9月のデータになります。)
医療福祉関係
・医師、薬剤師 4.40倍(求人数:16,537)
・医療技術者 3.16倍(求人数:38,586)
・介護サービスの職業 4.16倍(求人数:226,816)
・保健師、助産婦 2.25倍(求人数:98,117)
・保健医療サービスの職業 2.99倍(求人数:30,279)
・社会福祉の専門職 2.98倍(求人数:111,742)
自衛官、警察官、警備員など
・保安の職業 8.65倍(求人数:48,958)
理容師、美容師、クリーニングなど
・生活衛生サービスの職業 3.79倍(求人数:79,559)
土木・建築
・建設躯体の職業 11.18倍(求人数:20,546)
・建設、土木、測量技術者 5.76倍(求人数:57,759)
・建設の職業 4.82倍(求人数:30,887)
・土木の職業 5.00倍(求人数:40,916)
飲食関係
・飲食物調理の職業 3.31倍(求人数:145,427)
・接客、給仕の職業 3.92倍(求人数:121,438)
IT関連・システムエンジニア
・情報処理、通信技術者 2.45倍(求人数:49,149)
・開発技術者 2.30倍(求人数:17,798)
整備、修理、工事
・機械整備、修理の職業 3.65倍(求人数:34,304)
・電気工事の職業 3.20倍(求人数:18,530)
バスの運転手、タクシードライバー、トラックの運転手など
・自動車運転の職業 3.03倍(求人数:108,235)
2:人手が足りている職業 (67業種中 12業種)
志願者が多く、競争率が高い仕事つまり、人手が足りてる職業をピックアップしました。
・一般事務 0.38倍
・デザイナー等 0.54倍
・会計事務 0.82倍
・製造技術者 0.62倍
・営業、販売関連事務の職業 0.93倍
以上人手が足りている職業と足りていない職業を見てみましたが、
圧倒的に人手が足りていない職業が多いこと、
また面倒ではありますが、過去の倍率と比べて見ると年々倍率が高くなっていること、
事務職は比較的に人手が足りていて余っていること(意外でびっくり)
がわかりました。
会社員やOLさんよりも、専門職や現場仕事、お医者さん、飲食業などのサービス業などの方が人手が足りていないことが分かりますね。
②もし、このまま外国人を入れる手立てをしなかった場合
少子高齢化が進んでいる日本ですが、人材不足=若者が減って来ているという言い方をしてもいいと思います。
高齢者でも働くことは不可能ではないとは思いますが、やはり年金生活に入る人が普通に考えて多いでしょう。
今の日本の人口は年齢別で以下のように分類されます。
0~19歳 :2,155.4万人 17.0%
20~64歳:6,992.7万人 55.2%
65歳以上:3,521.5万人 27.8%
(この情報は統計ラボさんのデータを元にさせていただいております)
現在、日本の約4人に1人以上が老人。
そして2人で1人の老人を何とか支えている感じです。
年々少しずつ65歳以上の割合が増えており、日本の約3人に1人が老人になる日も近いことと思われます。
今後も高齢化は続き、将来的には1.3人で1人の老人を支える時代がくると言われています。
シニアガイドさんによると、高齢者に実際に支給されている年金の金額の平均は、
国民年金の平均月額は 55,000円、厚生年金は 147,000円
だそうです。
将来的に1.3人で1人の老人を支える場合、わたしたちはいくら毎月年金を払うことになるのでしょうか?!
正直言って、払えません!無理です。
毎月いくら払えっていうんですか。
という意味でも、年金を払う側の人口を増やさなければなりません。
外国人でも日本在留の外国人はもちろん年金を払わなければならない制度になっています。
(外国人の年金制度くわしくはこちら)
年金を消費する人(高齢者)が増加するなら、年金を納める側も増やさなければならないのは、当たり前です。
以上2点、
・人手が足りていない職業、足りている職業、
・将来的にいくらわたしたちが年金を払わないといけないか
を見てきましたが、これらを見ていただいたら、
なぜ日本に人を増やさないといけないのか、
外国人雇用がなぜ大切なのか、
なぜ「日本には人手が必要だ」と政府がいっているのか、
が少しわかっていただけると思います。
賛否両論、メリットとデメリット、もちろんあります。
外国人を雇うには、手続きやそれにかかる費用、時間もかかりますが、そのぶん会社に返ってくるものも大きいです。
それは「経験」と「お金」、日本人の社員が新しい経験ができることと、売り上げがあがること。
それ以外にも自分の受け取り方で返ってくるものは無限にあります。
「外国人を雇用しよう!」また「雇用してみたい!」という企業にはイザナウがサポートさせていただきます。
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外国人のプロを日本に紹介することが、私のミッションであり、宿命である