【円安・物価安】結局コロナ前よりひどくなっている人材不足
2022年9月19日月曜日
IZANAUは外国人の日本での就労をしやすく、また日本企業が外国人が欲しい企業に外国人を繋げるということをおこなっていきます。
1:結局コロナ前よりひどくなっている人材不足
コロナの前を思い出してみると、外国人観光客が溢れかえり、爆買いしている外国人がたくさんいました。
またIZANAUでも『人材不足』という話題を多く取り上げ、外国人を雇用したい企業も多く見受けられました。
そこにやってきたコロナ。
このコロナで、外国人観光客は全く来なくなり、
外国人雇用の募集していた、多くの飲食店や観光業はコロナにより大ダメージを受け、人材の募集はおろか、企業や店舗の存続ですら危うい状態に陥っていました。
ワクチン接種の普及や、感染者の減少により、この2022年9月に入り外国人に対する入国緩和が進みつつあります。
海外ではすでに進んでいる入国緩和ですが、ここに来てやっと日本も外国人を受け入れようという形になってきました。
ただし、ここで新たな問題が生じます。
コロナ前と比べて明らかな違いが『円安』です。
日本円の価値がべらぼうに下がってしまっている中、観光として、また物価の安い日本で爆買いをするために来る外国人は多少増えてきているとは言えども、こんなに円安の日本で働きたい外国人はいるはずもありません。
2:円安の加速
参照:トレーディングビュー
こちらはここ1年のドル円レートになりますが、1年前に1ドル=110円前後であったものが、2022年9月19日時点では1ドル=143円まで円安が進んでいます。
ちなみに一応円安のとはなんぞやという解説を簡単にすると、
他の国の通貨に対して、円の価値が高い状態が円高
他の国の通貨に対して、円の価値が低い状態が円安
と考えてもらうといいと思います。
例えば外国人が100ドルを持って日本に遊びに来たとして、
1年前だと100ドル分で11000円分の物が買えたのに対し、
現在は同じ100ドルでも14300円分の物が買えるということになります。
同じ金額を持ってきても、3300円分多く物が買えてしまうということです。
3:さらに物価安
日本の円安に加え、さらに日本は他国に比べ物価が安すぎです。言い方を変えると、日本は全く物価が上がらない国です。
日本の物価がどれだけ安いかをわかりやすく理解する資料として、
『ビックマック指数』という物があります。
このビックマック指数は各国のマクドナルドで販売されているビックマック1個の価格です。同じビックマックを買うのに、世界中がいくら払っているかで、各国に物価がどれくらいなのかを表す指数です。
そのビックマック指数の2022年7月版がこちら
なんと日本は41位。
2019年10月にIZANAUで【ランキング】世界の平均給料【2019】1〜30位という記事を掲載しましたが、その記事でもビックマック指数を取り上げていました。
その2019年10月時点では日本のビックマック指数は26位でした。
この2年間で他国にかなり抜かれてしまい、アジア圏でいうと中国、韓国にも抜かれてしまいました。
4:様々な要因が重なった現在の人材不足
ビックマック指数で日本の物価が世界に比べてどれだけ低いのかを理解していただいところで、世界の平均給料について。
日本の給料はG7の中でもダントツ最下位です。
OECDの資料によると、OECD(世界経済協力機構)加盟国35カ国の中で、日本の平均給料ランキングは22位。
*ちなみに1〜10位は以下の通り
1位:アメリカ
2位:アイスランド
3位:ルクセンブルク
4位:スイス
5位:オランダ
6位:デンマーク
7位:ノルウェー
8位:カナダ
9位:オーストラリア
10位:ベルギー
物価が低いので給料も上がらない。給料が上がらないので物価を上げられない。今の日本の現状は物価は上がるのに給料は上がらない。
さらに日本ではこれらの問題に加え、少子高齢化という課題もあります。
先日イーロンマスクの『日本は消滅する』という発言にびっくりされた方もいるかもしれませんが、イーロンマスクの発言も間違いでもないように思います。高齢者が増え働く年齢もあがり、また若い人が増えない。
外国人からすると、給料の低い日本で働く魅力がなく、給料の高い国(さらに働き安い国)を選ぶのは当然であり、さらに日本語という大きな壁も立ちはだかっています。
5:IZANAUでは
IZANAUを運営する親会社であるアクティブゲーミングメディア、またオールスターズクラブでは多くの外国人がスタッフとして在籍してくれていますが、ここ1年、海外から受け入れた外国人がほとんどいないというのも事実です。
しかし、日本が直面している『人材が欲しい』をいう状況をなんとかするべく、IZANAUは今現在日本にまだ居住していない外国人の日本での就労をしやすく、また日本企業が外国人が欲しい企業に外国人を繋げるということをおこなっていきます。
外国人雇用に関するご相談、お問い合わせはお気軽にイザナウまでご連絡ください。