外国人雇用の良いところ・メリット 【弊社の実例を元に作成されています】
2019年4月21日日曜日
今回は外国人雇用の『不』のイメージを払拭すべく『外国人雇用の良いところ・メリット』をみなさんにおとどけしたいとおもいます。
*この記事はIZANAUを運営している株式会社アクティブゲーミングメディア(130人中6割が外国人社員)のスタッフによって作成されています。
外国人雇用のニュースが多く取り上げられ、メディアのよって『不』のイメージがつけられてきているのではないでしょうか。
『特定技能』『外国人労働者』『外国人増加』
これらの言葉を聞いて『良いイメージ』が頭に浮かんだ人がどれだけいるでしょうか。
メディアは基本的に、いいニュースよりも悪いニュースを掘り起こし、さらに誇張して言う傾向にあります。
外国人の人材が日本に増えることによって『プラス』になる報道をしたメディアはあるでしょうか。
外国人雇用にはデメリットもあります。その反面、メリットもあります。
これは、日本人を雇用する際と同じです。
例えば、新卒の人を採用する場合を想像してください。デメリットもあるし、メリットもあります。
ただし、日本企業がこの『新卒』と言われる人たちを過去から今までずっと雇用してきたという『経験』があるゆえ、ある程度デメリットもメリットも想定範囲。ただそれだけのことです。
海外は日本と違い、すでに多国籍の人で成り立つ国がほとんどです。
そして、海外では誰しもが先祖を辿れば混血です。
ですが、ここは日本。初めて外国人を雇用する会社、また外国人と触れ合うことなく生きてきた国で、『外国人の人材を増やす』という新たな試みに、メディアが食いつき、メディアの大好きな『不』のイメージを流すことはわかります。
そこで、この『不』のイメージを払拭すべく『外国人雇用の良いところ・メリット』をみなさんにおとどけしたいと思います。
(これは弊社の実体験を元に作成されています)
1:ビジネスチャンスの拡大
みなさん一度は耳にしたことがあると思う『ダイバーシティ』。
みんなダイバーシティというけど、結局ダイバーシティとはなんなのか。またダイバーシティの何が良いのかと言うと、色んな文化があること、風土があることを『理解すること』。
『理解すること』をダイバーシティと言って、異文化の人を入れること自体をダイバーシティと言うわけでもなく、悪いことでもなんでもありません。
とくに海外に向けて商品を売っている、もしくは在日外国人に向けて商品を売っている会社だとすれば、それは言うまでもなく、外国人を置いていた方が色んなノウハウが会社にたまるし、利点はたくさんあります。
日本で働く外国人労働者の国籍は、最も多いのが中国、さらにベトナム、フィリピン、ブラジルと続きます。
これらの中には日本企業の進出が多い国も含まれており、外国人雇用によって他国の文化・風習を肌で感じることが、海外進出の下準備や足がかりになることもあります。
国民性などを細かく把握すれば、大きなビジネスチャンスが生まれる可能性大です。
雇用している外国人労働者が自国の優秀な人材を紹介してくれるケースもあります。
これから日本で働くことを考えている外国人にとっても、すでに門戸を開いているグローバルな会社が飛び込みやすいのは間違いないでしょう。同国人が雇用されている会社であればなおさらです。
労働力が不足している現代日本。この先、企業が生き残り発展していくためには、外国人雇用が大きなカギを握っているのかもしれません。
2:日本人にない技術を取り入れられる。
日本人にないような技術を持っている可能性があります。
日本人と外国人で明らかな差が生じているのが、プログラマーなどのIT関連は外国人の方が圧倒的に知識が豊富です。(その知識を発揮できているかどうかは外国人によりますが)。
もちろん、すべての外国人が優秀な人材という訳ではありませんが、成長・スキルアップに貪欲な方が多いというのは確かでしょう。
真面目に取り組む外国人労働者の存在が相乗効果を生み、良い意味でのライバル関係や社内全体の技術力向上につながることも期待できます。
3:かかる費用が安い。
聞こえが悪いかもしれませんが、最近は日本人は働くところがいくらでもあります。
人材派遣会社への掲載の値段が上がったり、紹介手数料が上がったりしているのは、
『企業は人が足りなくて募集をするけど、就職希望者からすると選ぶ企業はいくらでもある。結果、企業は募集にお金をかけざるを得なくなる』
という現実があります。
同年代の日本人より雇用手数料、人件費を抑えられるのもメリットのひとつ。とはいえ、近年問題が多発していた技能実習制度のような、不当な低賃金での雇用は違法です。お互いが納得できる形での雇用関係を結び、守りましょう。
他国では職に就きたくても就けない環境の方が珍しくなく、日本での労働を望んでいる人材は非常に意欲的である点もポイントです。なかには日本の優れた技術を身につけて、自国で開業するという大きな夢を抱いている方もいます。
4:世界の情報収集がいち早く可能。
日本ではネット上においてもそうでなくても、「流行」というものが入って来るのが遅いです。
例えば、日本で主流とされてきたフェイスブック、インスタグラム、ツイッターにしても、外国で(大概アメリカで)人気になった後に日本に持ち込まれることが多くあります。
外国で現在進行形で人気のもの、流行しているもので日本に入って来るであろう商品の情報を日本でいち早く入手できるという利点は企業からすると大きい収穫になります。
5:まとめ
日本人と同じように、メリットもあれば、もちろんデメリットもあります。
ついでにデメリットをあげると『言葉の問題。国へ帰る可能性が常にある。プライドが高い』という3点。
国へ帰ることに関しては、日本人でも家族の事情で家に帰らないといけないという事情が出たりしますが、それが外国人の場合は海外に帰らないといけません。これは企業側の理解力が必要となってきます。
また、外国人は一般的に自己主張が強く、プライドの高い人間が多いことをまず理解しておきましょう。
そのため自分の能力を過大申告していたり、ミスを認めなかったりするシーンもしばしばです。雇用時審査の厳格化や、責任の所在を明確にするシステムづくりなどを考慮しておく必要があります。
外国人は異文化で育ったからこそのメリット・デメリットはありますが、異文化で育ったからこその「あっ」と驚くアイデアを生み出すことも多々あります。
それを引き出せるのは雇用側である『企業』でしかありません
お互いを尊重し合うことこそが、メリットを増大させ、デメリットを減少させるための近道です。
特別難しいことを考えなくても、相手を理解しようという気持ちさえ大切にしていれば、きっと彼らは会社に大きな利益をもたらしてくれるのではないでしょうか。