外国人雇用でここだけは気をつけて!【外国人の当たり前とは】
2019年8月24日土曜日
日本人ならいいだろうと思われる内容のものでも、外国人の場合アウトなものもあります。知っていて損にはならないので、知識として入れておきましょう。
*この記事はIZANAUを運営している株式会社アクティブゲーミングメディア(130人中6割が外国人社員)のスタッフによって作成されています。
今では日本人にはお馴染みの『女性専用車両』ですが、これは日本にしかありません。
『Woman only』とは書かれてはいるものの、初めて日本に来る外国人にとっては、曜日や時間によって変わるシステムも理解できません。自国に無いものなので、そんな車両があるとも思わず何も分からないまま乗ってしまう、という光景を見たことがある人も、多いと思います。
このように、日本では当たり前であっても外国人からする当たり前では無いことがあるように、反対に外国人からすると当たり前でも日本人にとっては当たり前では無いこともたくさんあります。
日本企業が外国人を雇用する際、そんな『外国人の当たり前』を理解しておいた方が良いことも多々あります。会社に外国人を入れてトラブルが発生してしまう前に、外国人に対しての理解を深めてみましょう。
1:ハラハラ
ハラスメントハラスメント言いすぎるハラスメント。
この時代になって最近では日本でも『〇〇ハラスメント』と言う言葉が使われるようになってきましたが、この「なにかがあったらハラスメント」という文化は海外では、ずっと前からあるのです。そして、外国人は日本人以上にハラスメントに対しての沸点が低いことも事実です。
弊社であった例を1つ出してみようと思います。
以前、弊社の外国人社員(今現在は退職しています)が、フェイスブックで『どれだけうちのお客さんはみんなバカなんだ』と書いた人がいました。
お客さん見てているかもしれないこの文章を削除するよう注意すると、その外国人は退職後に労働基準監督署へ行き「私は自分のプライベートであげているFBを削除するように脅迫されました」と。
その後、労基から弊社には注意が入り、労基いわく「この記載に関して、それは特定のお客さんではないので。。」
正直、『は?!』という感じでしたが、これはごく一部の例で、外国人を雇うとこう言うことが実際多々おこります。
対処法としてあげられることは、何かおかしいなと思ったことは、その時点でとりあえずなんでも写真などで証拠を保存し残しておくこと、またとても難しい問題になりますが『信じないといけないけど、信じてはいけない』ということ。
上記からもわかるように、海外では日本以上に、パワハラ・セクハラに対して厳しい目でみられます。日本よりももっと敏感です。外国人を雇う時は、くれぐれも気をつけなければなりません。
日本の会社は以前まで個人の意見、自由をあまり尊重する文化がなかったため、今のように「なにかがあったらハラスメント」というような文化は最近出てきましたが、海外では働く人の権利をすごく守る文化が昔からあるのです。
2:『日本式ストライキ』と言う名の都市伝説
『日本式ストライキ』と言う言葉をご存知でしょうか。
日本式ストライキとは、スペインや一部のラテンアメリカ諸国に見られる、日本の産業に関する都市伝説の一つである。
伝説によれば、日本ではストライキの際、闘争手段として普段よりも余計に働くのだという。これにより生産量が増加すると、余剰在庫の発生により保管にかかる費用が増加し、雇用側に打撃を与える。さらにこの方法によれば通常のストライキとは異なり、労働者への給与は支払わなければならない。こうした伝説が拡散した背景として、日本の労働者は会社への忠誠心が高い、と多くの国で信じられていることが挙げられる。
実際には日本でこのようなストライキは行われておらず、通常のストライキや遵法闘争などが闘争手段として用いられる。
ウィキペディア参照
海外では、日本の会社は働きすぎると言うイメージがありますが、そのイメージが膨らみに膨らんでできたものが、スペインなどの各国で生まれた『日本式ストライキ』という都市伝説です。ちなみに、スペインとポルトガルとイタリアではこの『日本式ストライキ』について学校の授業で習う程です。
日本の会社は働きすぎるというイメージを持った外国人が多いゆえ、それを理由にした隙をつかれること、また雇われたのは良いけどすぐに労基に駆けつけてしまうことが多々あります。(ちなみに労基には外国人用の英語の窓口があります)。
これを回避するためには、働く時間とかルールとか全部前もって英語の文章で渡してあげることが大切です。
3:外国人には絶対ダメ! 外国人へのご法度まとめ
では最後に、「こんなんもダメなの?!」と日本人が行ってしまいそうな内容を、簡単にまとめてみました。
外国人を雇う時にご法度な一覧をご紹介して終わりにしようと思います。
◆外国人へのご法度まとめ◆
・外国人との会食などで、鯨料理を食べにいく
・どこに投票しているなど、自国での政治的なことを聞く
・「お父さんの職業はなんですか?」などの個人的な質問をする
・宗教的な質問は全て×(面接時でも)
・履歴書で年齢を聞かない。
・ボディタッチ厳禁
・女子社員に「彼氏がいるか」などの質問をする(プライベートに関しては向こうが言いたかったら向こうから言います。プライベートについては聞かないことが1番)
・女性にお酒をつがせる、また、女性にお酒をつぐこともアウト
簡単にいくつかあげてみましたが、日本人ならいいだろうと思われる内容のものでも、外国人の場合アウトなものもあります。知っていて損にはならないので、知識として入れておきましょう。