【デジタル競争力】日本は過去最低の29位
2022年9月29日木曜日
日本の弱点は人材不足、デジタルスキル、国際経験の少なさ。
スイスのビジネススクールIMDが9月28日に掲載した『世界デジタルランキング』で日本は63カ国中、過去最低の29位でした。
先日【円安・物価安】結局コロナ前よりひどくなっている人材不足でも掲載したように、何かと日本は右肩下がり傾向にあるようです。 参照:World Digital Competitiveness Ranking 2022
◆IMDとは
International Institute for Management Development(国際経営開発研究所)
スイスのローザンヌに拠点を置くビジネススクールである。2012年と2013年には、IMDのMBAプログラムはフィナンシャル・タイムズによる公開プログラムに関する評価で世界第1位にランクインし、フォーブスのMBAランキングでは(米国外で)2013年度および2011年度に世界第1位、英エコノミストのグローバルMBAランキングに2011年に世界第3位、2008年に世界第1位と評価されるなど世界最高峰のプログラムと評価されている。Wikipedia参照
参照:Wikipedia
デジタル競争力とは
デジタル競争力ランキングは毎年、各国の統計データや経営者などへ聞き取り調査をして公表されています。
全体の順位は、デジタル競争力に影響を与える「知識」「技術」「将来の準備」の各順位を総合して決められます。
IMDが策定・公表しているデジタル競争力に関する国際指標であり、国によるデジタル技術の開発・活用を通じ、政策、ビジネスモデル及び社会全般の変革をもたらす程度を分析し、点数とランクを付けています。
参照:総務省
デジタル競争力ランキング
1位 デンマーク
2位 アメリカ
3位 スウェーデン
4位 シンガポール
5位 スイス
6位 オランダ
7位 フィンランド
8位 韓国
9位 香港SAR
10位 カナダ
11位 台湾
12位 ノルウェー
13位 アラブ首長国連邦
14位 オーストラリア
15位 イスラエル
16位 イギリス
17位 中国
18位 オーストリア
19位 ドイツ
20位 エストニア
21位 アイスランド
22位 フランス
23位 ベルギー
24位 アイルランド
25位 リトアニア共和国
26位 カタール
27位 ニュージーランド
28位 スペイン
29位 日本
30位 ルクセンブルグ
31位 マレーシア
32位 バーレーン
33位 チェコ
34位 ラトビア共和国
35位 サウジアラビア
*全ての順位、レポートを見たい方はこちら:IMDWorld Digital Competitiveness Ranking 2022 Browse the full report
先ほど述べた通り、全体の順位は、デジタル競争力に影響を与える「知識」「技術」「将来の準備」の各順位を総合して決められます。
3つの項目の中でも、日本の弱点が顕著だったのは知識における人材の国際経験(63位)とデジタル技術のスキル(62位)、3)将来への準備におけるビッグデータの機会と脅威(63位)、活用と分析(63位)、企業の俊敏性(63位)です。その原因として、人材不足、デジタルスキルの弱さ、国際経験の少なさがあげられます。