【世界の日本語学習者数ランキング】どこの国の人が日本語を勉強している人が多いの?
2018年9月19日水曜日
日本に来るまでに期間に余裕があるなら、政府が管轄している学校で学習してもらうのも1つの手です!
*この記事は2018年10月26日に編集されました。
外国人を雇用しようと考えた際、1番に出てくる課題として「言語の壁」が出てくるでしょう。
日本の企業からすると「外国人を雇用するなら、日本語が話せる外国人がいい!」と言う企業がほとんどではないでしょうか。特に外国人雇用をしたことがない、慣れていない企業なら尚更です。
今回はこの「日本語が話せる外国人」に着目し、
【世界の日本語学習者数ランキング】
を政府の管轄機関のデータを元に解説していきたいと思います。
「出典:国際交流基金」
こちらのランキングは国際交流基金を元に作成しています。
国際交流基金とは政府と連携し、日本語専門家の海外派遣、海外の日本語教師及び学習者の訪日研修、日本語教材の開発等を行っているほか、各国に所在する在外公館において日本語弁論大会を開催する等、日本語の普及に努めている外務省所管の独立行政法人です。
また、海外73か国・地域、228都市で日本語能力試験(JLPT)を実施しています。
現在本部と京都支部、2つの附属機関(日本語国際センター、関西国際センター)、海外では23か国に開設された24の海外拠点をベースに、文化芸術交流、海外における日本語教育、海外における日本研究の支援・知的交流を3本の柱として活動しています。
(外務省ページより抜粋)
①世界の日本語学校・教師・学習者の数(2015年・2012年比較)
学校数・教師数・学習者数
学習者の数は2012年を皮切りに減少しています。(下写真)
2012年度と比べて、海外の教育機関と教師数が増加したのに対し、日本語学習者の総数は減少しています。
この世界全体の学習者総数の減少については、学習者数で世界の上位3か国である韓国、 インドネシア、中国の3国でいずれも大幅に学習者が減ったことが大きく影響しています。
②日本語教育をしている国の数、地域別ランキング
日本語教育を実施している国の数
地域別ランキング
③世界の日本語学習者数ランキング
1:中国 953,283人
2:インドネシア 745,125人
3:韓国 556,237人
4:オーストラリア 357,348人
5:台湾 220,045人
6:タイ 173,817人
7:アメリカ 170,998人
8:ベトナム 64,863人
9:フィリピン 50,038人
10:マレーシア 33,224人
*60位まではこちらの13ページへ
国の人口ももちろん違うので、学習者の数も人口に影響されます。あくまでも「日本語を勉強している人たちはどの国の人が多いのか」というランキングです。
もし雇用する外国人を海外から呼ぶ場合、日本に来るまでに期間に余裕があるなら、政府が管轄している学校で学習してもらうのも1つの手です。
またどこの国に、またその国のどの地域に日本語学校があるのかも確認できます。世界の学習拠点一覧はこちら
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外国人のプロを日本に紹介することが、私のミッションであり、宿命である