メタバース不動産の人気加熱
2021年12月14日火曜日
メタバースとは? 今後の展開に期待
マイクロソフトの創業者、ビルゲイツ氏は個人ブログで
マイクロソフトの共同創業者であるビル・ゲイツ氏は、働くことの未来がメタバースの台頭によってどのように変化するかを予測しています。ブログ(Gates Note)の中で、「今後2、3年のうちに、ほとんどのオンライン会議は、デジタルアバターによる3D空間であるメタバースに移行するだろう」と述べました。
また、カナダの投資会社Tokens.comが現地時間11月23日、デジタル不動産を243万ドル(約2億8000万円)相当の仮想通貨で購入したと発表しました。この種の購入案件としては最も高額だという。
NFT(非代替性トークン)ゲームプラットフォーム「サンドボックス」で仮想世界の土地が430万ドルで売り出され、「メタバース」不動産取引価格の記録を塗り替えた。1週間前に仮想現実(VR)のプラットフォームのデセントラランドで、仮想の土地に243万ドルの値が付いて記録を更新したばかりだった。
また、複数のメディアが伝えたところによると、シンガポールの歌手のリン・ジュンジエ(林俊傑)もデセントラランドで仮想の土地を3筆購入し、価格は総額約12万3000ドルと予想されている。
1:メタバースとは
2:メタバースのプラットフォーム
3:メタバースに関連するゲーム
4:まとめ
1:メタバースとは
「meta(超越した)」と「universe(宇宙)」を組み合わせた造語です。メタバースとは仮想空間で人々がアバターをもち、ゲームや仕事、遊びに行ったり物を作ったりなど、いわゆる生活をする空間です。またその仮想空間の中で、友達と交流したり、買い物に行ったりできます。
メタバースその映像を実態としてとらえるように、仮想空間をセカンドライフのように捉えていく人もいるようです。
ゲーム会社はもちろんのこと、GUCCIやRTFKT、ジバンシィ、JWアンダーソン、ナイキなどファッションブランドもメタバースへの進出が活発です。
2:メタバースのプラットフォーム
そのメタバースを提供するプラットフォームはいくつもあります。最近では日本で
NTTドコモ(HIKKY)、KDDI(バーチャルシティコンソーシアム)、ソフトバンク(Zepeto)の携帯会社3社もスマホ用のプラットフォームを提供すると発表しています。
そんな中でも現在代表的なプラットフォームを3つご紹介していきます。
Decentraland(ディセントラランド)
イーサリアムブロックチェーンを使った仮想空間。MANAトークンはDecentralandのマーケットプレイスでアバターやウェアラブル、名前など様々なものの支払いにも使用することができます。Decentralandの場合はブロックチェーン技術を活用することによって、VR空間内の土地や建物、アバターなどあらゆるものがNFTでつくられており、ユーザーがVR空間の中で、新たなNFTのアイテムやコンテンツを創り出すことも可能になっています。Cryptovoxels(クリプトボクセルズ)
Cryptovoxels(クリプトボクセルズ)とはイーサリアムで動くメタバースです。 また、メタバース内では土地やアイテムがNFTとして存在し、イーサリアムで売買可能です。
The Sand box(ザサンドボックス)
ゲーム内で利用できるキャラクター・アイテム・ゲームを自作することができ、そのすべてをNFTマーケットプレイスで販売したり提供したりすることができます。たとえば、ユーザーは自分が作成したアイテムやキャラクターを唯一無二の「NFT(非代替性トークン)」として価値付けることが可能となっており、それに目をつけた投資家によって多くのNFTがNFTマーケットプレイスで取り引きされています。米バスケットボールリーグ選手を扱ったトレーディングカードゲーム「NBA Top Shot」は、月間売上が250億円を記録し話題になりました。
The Sandboxも「NBA Top Shot」と同様に、ゲーム内で購入した土地や作成したアイテムをNFTマーケットプレイスに出品することができます。
3:メタバースに関連するゲーム
Fortnite(フォートナイト)
あつまれどうぶつの森
Minecraft(マインクラフト)
4:まとめ
今後ディズニーやラルフローレン、マッチグループ、マイクロソフトなど、そのたメガカンパニーもメタバースへの参入しようとしているようです。
世界のメタバース市場規模は、2028年に8,289億5,000万米ドルに達するとも言われていますが、今後の展開が楽しみな市場の1つでしょう。