【コロナから読み解く】日本の『国』に直して欲しいところ9選【外国人雇用】
2020年2月23日日曜日
根底にある人々の知識や経験の違い、またそこから派生してイザナウらしく、外国人との知識や経験の違い、その上で各企業ではなく、そもそもの国に直して欲しいアドバイスを外国人目線でお伝えしていこうと思います。
コロナウィルスにより、世界中が国をシャットアウト(鎖国)し始めてきています。
いつ収束するのか出口も見えない状況の中、クルーズ船での日本の対応により、日本は世界の中で批判の中心的な存在になってしまいました。
国の対策が正しいのか、正しくないのかネット上でも議論がなされていますが、正直この結末はその時が来ないとわかりません。
今回はコロナがメインのお話ではありませんが、このように議論がおこなわれる上で、議論の根底にある人々の知識や経験の違い、またそこから派生してイザナウらしく、外国人との知識や経験の違い、その上で各企業ではなく、そもそもの国に直して欲しい外国人を受け入れる上でのアドバイスを『外国人からの目線』でお伝えしていこうと思います。
『こう』言えば『ああ』言う
結局人間は『こう言えばああ言うし、ああ言えばこう言う』のです。
今回のクルーズ船で船内での対応が不十分・良くなかった(こう)と言いますが、もし隔離しまくっていたらそれはそれで、非人道的(ああ)など、世論は言っていたでしょう。
また政府が中国全土からの渡航を禁止していない現在(2020年2月23日現在)「早く中国全土からの外国人をシャットアウトしろ」(こう)と言う声があがりますし、渡航を禁止していたらインバウンドなどの観光産業をもとに動いている経済下にいる企業は『渡航禁止が早すぎる』(ああ)という声があがっていたでしょう。
このような『こう』言えば『ああ』言うというのは、今回のコロナウィルスに始まった話ではありません。日本でわかりやすく言うと、自民党が「こういう対策でいきましょう」と言うと、野党は「ああいう対策でいきましょう」と言うでしょう。
外国人との知識や経験の違い
その人々が持っている知識と経験には差があることを知ること。さらには経験の差があることを知ること。『こう』と『ああ』の間にはそもそも人の知識と経験の違いがあります。
外国人雇用をする際、「外国人 雇用 採用 デメリット」などと検索したことがありますか? 外国人の雇用においても外国人を雇用する際のデメリットとして言語の壁、働き方の違い、文化の違い、などを思い浮かべる人も多いと思いますが、この言語の壁、働き方の違い、文化の違いもすべて、外国人と日本人の生まれ育った習慣の違いから、生活として、人としての経験が違う。さらに習慣と経験の違いとともに、持っている根本的な知識が違う。今まで当たり前のように過ごして見ていたものを改めて客観視してみると、そう当たり前ではないと言う知識があるかないか。と言うところに焦点を当てることができます。
当たり前のようなことを例で出してみますが、
日本の学校には必ずある掃除の時間が海外にはない。
日本は円を使うけど海外では使わない。
日本はマスクをするけど海外ではしない(そもそもヨーロッパなんかでは売ってもない)。
日本人は白ご飯を食べるけど海外ではあまり食べない。
日本には制服があるけど海外では少ない。
日本のサラリーマンはスーツを着るけど、海外では着ない。
日本の就活は黒一色だけど、海外では自由服。
言い出すときりがないほどある世の中の違い。
この知識の違いは日本人と外国人の間に限ったことではなく、日本人だけの間でもいえることです。
20歳の人はガラケーを知らない。スマホしか知らない。
70際の人はほぼほぼラジオとブラウン管で育ってきた。
東京大阪の人は3分おきに電車がくるのが普通。
田舎の人は1時間に1本の電車しかない。
田舎では車がないといきていけないけど、都会では逆に車が邪魔になる。
自分には当たり前であることが他人からすると当たり前ではない、知識と経験の差があるのは世の中どこにいても当たり前のことです。
国に直して欲しいアドバイス
ついでに。最後にこの違いをわかった上で、日本が外国人を受け入れていくなら、制度を改正して欲しい部分が多々あります。日本人と同じような能力を外国人に望むのではなく、外国人特有のものを日本に入れたいのであれば、改正してくれてもいい点ばかりをあげてみました。国にが柔軟性が無いので簡単に改正されるわけが無いとは思いますが、外国人を日本に受け入れるにあたり、日本の国そのものへのアドバイスをいくつか載せておきます。
1)ビザは現在ポイント制で算出されますが、その中で『日本語能力』と言う項目を無くすべきです。日本人がこれだけ英語教育と言っている中、せっかく英語しか出来ない人を雇用しようとしている中です。別に日本語ができなくても。
2)ビザの緩和と共通してますが、入国管理庁の対応はちゃんとした英語でやること。英語が中途半端です。当たり前のように、他国のように英語でおこなうべきです。
3)税金の緩和。この国に15〜20年いたとしても、年金がどうなるのかが曖昧なまま過ごしています。
4)国から金融機関(銀行)への指導。はっきり言って講座取得が難しすぎます。もっととりやすくしてあげる必要がある。
5)学校。インターナショナルスクールは日本人がいけないようにするべき。インターナショナルスクールはもともと外国人の子供が入る為に作っています。例えば海外に日本のインターナショナルスクールがあったとします。出張などで外国にいる日本人の子供をそこに入れたいと思っても、現地の子供で定員がいっぱいになってしまっていたので、入れない状況と同じように、インターナショナルスクールに火曜痛い外国人の子供は定員により学校に入れない現状もあります。
6)外国人登録証明書とマイナンバーの統一化。
7)ビザの更新期間を2ヶ月以上前から更新できるように。
8)確定申告など、法的書類をすべて英語でできるように。
9)外国人の子供が日本で生まれた場合、日本国籍を取得できるように。
今回の記事はは紆余曲折してしまった部分もありますが、結局結論、コロナウィルスに関してはみんなが共に持てる安心材料=治療薬やワクチン、早く出来てくれ。ということでした。