人手不足の仕事ランキング【最新】2020年7月発表分
2020年9月25日金曜日
今回も厚生労働省が出している有効求人倍率の数字から、特に人手不足と言われる職業TOP20をピックアップしていきます。
*この記事はIZANAUを運営している株式会社アクティブゲーミングメディア(100人中6割が外国人社員)のスタッフによって作成されています。
今回も厚生労働省が出している有効求人倍率(*)の数字から、特に人手不足と言われる職業TOP20をピックアップしていきます。
(数字は令和2年7月発表分のデータになります)。
(*)有効求人倍率とは?
厚生労働省が全国のハローワークの求職者数、求人数をもとに算出し「職業安定業務統計」で毎月発表されているものです。有効求人数を有効求職者数で割って算出。
倍率が1を上回れば人を探している企業が多く、下回れば仕事を探している人が多いということ。
つまり倍率が高ければ高いほど人手不足、低ければ低いほど人手が余っているということになります。
新規求人倍率(季節調整値)は1.72倍となり、前月と同水準となりました。
正社員有効求人倍率(季節調整値)は0.81倍となり、前月を0.03ポイント下回りました。
7月の有効求人(季節調整値)は前月に比べ2.5%増となり、有効求職者(同)は6.0%増となりました。
7月の新規求人(原数値)は前年同月と比較すると28.6%減となりました。
これを産業別にみると、宿泊業・飲食サービス業(44.0%減)、製造業(40.9%減)、生活関連サービス業・娯楽業(34.5%減)、情報通信業(34.1%減)、卸売業・小売業(33.4%減)などで減少となりました。
都道府県別の有効求人倍率(季節調整値)をみると、就業地別では、最高は福井県の1.55倍、最低は沖縄県の0.74倍、受理地別では、最高は福井県の1.48倍、最低は沖縄県の0.67倍となりました。
【人材不足 職業ランキングTOP20】
1位:建設躯体工事の職業(組立作業、とび(鳶)・鉄筋組立てなど) 8.64
2位:採掘の職業(建設の仕事、電気工事、ダム・トンネルの掘削など) 7.88
3位:保安の職業(自衛官・司法警察職員・その他の保安の職業など) 6.26
4位:土木の職業 5.49
5位:建築・土木・測量技術者(科学的・専門的知識と手段を応用し、建築・土木・測量における計画・設計・工事監理・技術指導・施工管理・検査などの技術的な仕事) 5.00
6位:建設の職業 4.04
7位:介護サービスの職業 3.99
8位:電気工事の職業(電車、工場、ビル、事務所、病院、住宅などあらゆる建設物の屋内外電気設備の設計、施工) 3.75
9位:家庭生活支援サービスの職業(ベビーシッター、保育士、幼稚園教員など) 3.59
10位:機械整備・修理の職業 (工場などの生産現場において生産設備の整備の仕事) 3.55
11位:生活衛生サービスの職業(理容・美容・浴場・クリーニングなど) 2.89
12位:社会福祉の専門的職業 2.75
13位:保健医療サービスの職業 2.65
15位:医療技術者(診療放射線技師、臨床工学技士、臨床検査技師、理学療法士、歯科技工士など)2.47
16位:医師、薬剤師等 2.24
17位:運輸・郵便事務の職業 2.02
18位:自動車運転の職業(バス、トラック、ごみ収集車などの運転の仕事) 1.95
19位:保健師、助産師等 1.90
20位:包装の職業 1.73
*数字は有効求人倍率です。
*職業右の(かっこ)内はわかりにくい職業の例をあげています。
【コロナ前と現在の比較】
2019年11月分(コロナ前)〜今現在までの有効求人倍率を比較してみました。
数字が下がっているのはもちろんのこと、順位が業種によってかなり変動していることもわかります。