人手不足の仕事ランキング【最新】2020年6月発表分
2020年8月9日日曜日
今回も厚生労働省が出している有効求人倍率の数字から、特に人手不足と言われる職業TOP20をピックアップしていきます。
*この記事はIZANAUを運営している株式会社アクティブゲーミングメディア(100人中6割が外国人社員)のスタッフによって作成されています。
今回も厚生労働省が出している有効求人倍率(*)の数字から、特に人手不足と言われる職業TOP20をピックアップしていきます。
(数字は令和2年6月発表分のデータになります)。
(*)有効求人倍率とは?
厚生労働省が全国のハローワークの求職者数、求人数をもとに算出し「職業安定業務統計」で毎月発表されているものです。有効求人数を有効求職者数で割って算出。
倍率が1を上回れば人を探している企業が多く、下回れば仕事を探している人が多いということ。
つまり倍率が高ければ高いほど人手不足、低ければ低いほど人手が余っているということになります。
令和2年6月の数値をみると、有効求人倍率は1.11倍となり、前月を0.09ポイント下回りました。
新規求人倍率は1.72倍となり、前月を0.16ポイント下回りました。
正社員有効求人倍率は0.84倍となり、前月を0.06ポイント下回りました。
6月の有効求人は前月に比べ1.9%減となり、有効求職者は5.4%増となりました。
6月の新規求人は前年同月と比較すると18.3%減となりました。
これを産業別にみると、建設業(2.6%増)で増加となり、生活関連サービス業,娯楽業(34.8%減)、製造業(34.2%減)、宿泊業,飲食サービス業(29.4%減)、卸売業,小売業(26.9%減)、運輸業,郵便業(26.8%減)などで減少となりました。
都道府県別の有効求人倍率をみると、就業地別では、最高は福井県の1.59倍、最低は沖縄県の0.75倍、受理地別では、最高は福井県の1.53倍、最低は沖縄県の0.68倍となりました。
【人材不足 職業ランキングTOP20】
1位:建設躯体工事の職業(組立作業、とび(鳶)・鉄筋組立てなど) 8.56
2位:採掘の職業(建設の仕事、電気工事、ダム・トンネルの掘削など) 6.38
3位:保安の職業(自衛官・司法警察職員・その他の保安の職業など) 5.82
4位:土木の職業 5.23
5位:建築・土木・測量技術者(科学的・専門的知識と手段を応用し、建築・土木・測量における計画・設計・工事監理・技術指導・施工管理・検査などの技術的な仕事) 4.71
6位:介護サービスの職業 4.04
7位:建設の職業 3.96
8位:家庭生活支援サービスの職業(ベビーシッター、保育士、幼稚園教員など) 3.68
9位:電気工事の職業(電車、工場、ビル、事務所、病院、住宅などあらゆる建設物の屋内外電気設備の設計、施工) 3.67
10位:機械整備・修理の職業 (工場などの生産現場において生産設備の整備の仕事) 3.49
11位:生活衛生サービスの職業(理容・美容・浴場・クリーニングなど) 2.84
12位:社会福祉の専門的職業(保育士や老人ホームや介護施設でのケアマネジャー、介護福祉士、社会福祉士、精神保健福祉士、心理カウンセラーなど) 2.64
13位:外勤事務の職業(テレビ・電気・ガス・水道・新聞などの集金、電気・ガス・水道などのメーターの検針などの外勤事務の仕事) 2.45
14位:医療技術者(診療放射線技師、臨床工学技士、臨床検査技師、理学療法士、歯科技工士など) 2.42
15位:医師、薬剤師等2.38
16位:保健師、助産師等 1.93
17位:自動車運転の職業(バス、トラック、ごみ収集車などの運転の仕事) 1.92
18位:包装の職業 1.88
19位:金属材料製造等 1.70
20位:飲食物調理の職業 1.69
*数字は有効求人倍率です。
*職業右の(かっこ)内はわかりにくい職業の例をあげています。
【コロナ前と現在の比較】
2019年11月分(コロナ前)〜今現在までの有効求人倍率を比較してみました。