【ランキング】外国人が日本に来て困ることトップ5【外国人雇用】
2019年12月23日月曜日
外国人が日本にきて生活や仕事をしていく上で、『意外と日本人が気づかない、でも外国人はほぼ100%ぶち当たるであろう壁』を、日本人の私たちも理解しておきましょう。
*この記事はIZANAUを運営している株式会社アクティブゲーミングメディア(130人中6割が外国人)のスタッフによって作成されています。
この記事を読んでいただいているみなさんは、少なからず
・外国人の雇用に興味がある
・外国人を雇用したいと考えている
・外国人関連のニュースに興味がある
などの理由があって、読んでいただいていると思います。
弊社にはたくさんの外国人が在籍しており、35ヶ国の国籍の方々が一緒に仕事をしています。
(また海外で仕事をして、日本に戻ってきた日本人もいます)。
今回はそんな多国籍な弊社のスタッフにアンケートをとり、それを元に【外国人が日本に来て困る事ランキング】を作成してみました。
またランキングとともに、『その困ることを取り除くために会社側にできるTIPS』のようなものもご紹介いたします。
外国人が日本にきて生活や仕事をしていく上で、『意外と日本人が気づかない、でも外国人はほぼ100%ぶち当たるであろう壁』を、日本人の私たちも理解しておきましょう。
第5位:職場のルールがわからない
海外だと会社に入った際、必ず『英語』での説明がありますし、社内規定もすべて『英語』で用意されていて、しっかりとした説明をしてくれます。
日本だと、英会話の先生などはまだしも、他の職場だとまったく外国人を受け入れられる準備ができていないのが現状です。
反対にいうと、ルールをわからずに入社してしまった外国人は『自分なりに』『多分おっけー』『こんな感じでいいか』という具合で仕事をしてしまうため、会社にとってマイナスなことをしてしまう場合が多くあります。
職場のルールをしっかりと説明して理解してもらう、ことは外国人本人のためでもありますが、それ以上に会社のためにもなります。
ですので、しっかりとしたルールを始めのうち用意しておき、外国人には必ず理解してもらいましょう。
第4位:『食』ベジタリアン・ヴィーガンなど
みんなにとって楽しい食事も、一部の外国人からすると、もはや簡単なことではありません。
これは実際何回も耳にしてきたことですが、海外にはベジタリアンやヴィーガンの人が当たり前のようにとても多くいますが、日本では最近でこそ認知度が高まっては来ましたが、まだまだ需要も多くはないので、お店も少ないと言えます。
また宗教もそうですが、食べられるものが限られている外国人の方は多くいるということ、またそれに対応したスーパーやお店も少ない、ということを知っておきましょう。
そして、そのような方が入社し相談を受けるなどした場合は、快く一緒に調べるあげるなどのお手伝いをしてあげましょう。
第3位:交通手段
東京や大阪などの都市では、電車移動が可能なのでまだマシですが、その電車も地下鉄や各鉄道会社で支払い方が異なっていたり、それぞれの会社で使用可能なカードが違ってくるなど、外国人からすると、本当にややこしいことだらけです。
なおかつ、海外では当たり前のUberもまだまだ日本では広がりが未熟ですし、田舎に行くとさらに移動手段も乏しい上、英語表記もありません。
外国人が、まだ生活しやすい都市部に集まり、田舎には住まない(住めない)理由もわかりますよね。
第2位:外国人登録書・銀行・不動産などの『手続き』
手続き関連は外国人にとって、本当に難関です。
日本人でも嫌になる人も多いであろう作成物、契約書、記入項目、またその手続きの順番などは、外国人にとって意味不明です。
複雑な上、手続きすべきモノが多い、またこの手続きがすべて関連してしまっているということが問題です。
例えば、携帯を持つには住所が必要、でも家を借りるには携帯(またはPCやWiFI環境)が必要、住所を持つには銀行が必要、でも銀行を持つには連絡先と住所が必要。
となると、すべての手続きを同時進行で、なおかつ同じ日にやらなければなりません。
1位:ビザ・在留資格
これは、外国人にとって『永遠になくなることのない不安材料』です。
海外で在留資格を取得したことがある日本人の方であれば、
「そんなに大変じゃないんじゃない?」というかもしれませんが、確かに日本でも手続きは難しいものではありません。
ただし、海外で在留資格を取得するのと違いがあります。それは『日本での取得はものすごく時間がかかる』また、『不透明なところがたくさんある』ということ。
例えばヨーロッパでは「この項目を満たせばビザが降りますよ〜」というのあり、在留資格を取れるか取れないかが非常にわかりやすいですが、日本にも項目はあれど、さらに審査の部分で詳細がわかりにくく、審査自体もかなり厳しいです。
なので、『項目を満たせば在留資格が降りる』ということもなく、さらに取れたとしても『いつ会社をクビになるかもわからない』『在留資格を失うかもしれない』という不安と常に隣り合わせと言えます。
これが、外国人からすると困ること第1位となります。(困ることというより、不安要因第1位と行ったほうがいいかもしれませんが)
なので、外国人を雇う際は、ビザ・在留資格についての説明をきちんとしてあげることが大切ですし、説明してあげることによって外国人も不安要因第1位を払拭し、リラックスして仕事に望むことができます。
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外国人のプロを日本に紹介することが、私のミッションであり、宿命である