外国人に刺さる募集の広告を書こう
2018年7月15日日曜日
優秀な外国人を採用するために、どのような求人広告を出せば良いのか
外国人を採用して、大きな戦力にしたいとお考えの企業は多いでしょう。
しかし、外国人の人材をどのように募集すればいいのか、おわかりにならない企業も多いはずです。
また、優秀な外国人を採用するためには、どのような求人広告を出せばいいのかと悩む企業も多いことでしょう。
日本人の従業員を募集する際と同じ感覚で求人広告を作っていては、十分な人数の応募者が集まらなかったり、望んでいるレベルの応募者がいないこともあります。
では、『外国人の心に刺さる求人広告』とはどんなものなのでしょうか。
1.外国人を募集する方法
さまざまな方法がありますが、おすすめしたいのは外国人専門の求人サイトです。
ハローワークや一般の求人サイト、あるいは求人情報誌等の紙媒体で募集する方法もありますが、いずれも効率が悪いといえます。
外国人を募集するのであれば、外国人がよく目を通す求人媒体を使うべきでしょう。
最も適しているのは、外国人専門の求人サイトです。
(関連記事:企業はどうやって外国人、留学生を募集するの?)
2.外国人に対する訴求効果を高めるには
外国人に対する求人広告では、抑えるべきポイントが3つあります。
・職種(仕事の内容)を明確にする
・入社後のキャリアプランを明確にする
・日本語学習の機会があるかどうかを明確にする
この3つです。
まず、職種(仕事の内容)を、できるだけわかりやすい言葉と表現で記載すべきです。
たとえば「総合職」といった言葉の記載だけでは、具体的な仕事の内容をイメージできません。
就職先を探している外国人は、自分の能力や特性を活かせる職場で働きたいと考えています。
もちろん給料の額や休日休暇、その他待遇面も気になるところですが、自分にどんな仕事を任せてもらえるのかを最も気にして、職場を選ぶ第一のポイントとします。
そこで、「国外の企業との折衝が主になる営業事務」「海外市場の情報収集と分析を行なう市場アナリスト」など、できるだけ仕事の内容を明確にして、イメージしやすい内容を記載しましょう。
次に、入社後のキャリアプランです。
優秀で勤労意欲の高い外国人ほど、日本で長期間にわたって仕事をしたいと考えています。
その外国人に向けて、入社後1年、3年、5年後にはどのような役職に就いて、どのような仕事を任せられているのかを過去の事例や、これからの予想により記載します。
もちろん誰もがそのプランどおりに進むとは限りませんが、おおよその目安として職場を選択するための大きなポイントになります。
もうひとつは、日本語学習の機会があるかどうかです。
日本語は世界各国の言語の中でも習得レベルが難しいレベルに位置されています。
専門の日本語教育を受けても、堪能に使いこなすには長い年月がかかります。
仕事を進めるうえで日常的に日本語を使い、習得するだけでなく、別に日本語学校に通う時間と費用を企業が負担する、社内で日本語学習の時間を設けているなどの制度があれば、大きなアピールポイントになります。
その他には、給与の額や休日休暇、社宅や住居費の補助などは外国人にとってもメリットと考えられますが、退職金や企業年金など、遠い将来の福利厚生はあまり強いアピール力がないものと考えておきましょう。
3.可能であれば付け加えておけばよいポイント
募集要項には記載できない内容を、広告内のフリースペースに記載しましょう。
まず、職場の雰囲気について記載します。
抽象的な表現になってしまうかと思われますが、職種別の従業員数や男女比など、数値データを並べればイメージがわきやすくなります。
次に、この仕事を進めるうえで、どのようなやりがいが得られるかを記載します。
誰にでもできる単純な作業ではなく、奥が深く、持ち得ている能力を最大に使ってこなしていく仕事であると理解してもらうことが大切です。
外国人専門の求人サイトを利用した場合も、外国人の心に刺さるポイントがない求人には応募が集まりません。
ポイントを確実に押さえて、多くの外国人求職者の応募を集め、その中から企業に適した人材を採用しましょう。
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外国人のプロを日本に紹介することが、私のミッションであり、宿命である