【特定技能拡大】日本に住みたい・働きたい外国人は日本人が思うほど多くはない
2019年12月28日土曜日
特定技能の拡充をおこなうのもいいですが、根本的に、なぜ日本が外国人にとって住むこと・働くことにおいて魅力がないのかということを、今一度考えてみてもいいのではないでしょうか。
*この記事はIZANAUを運営している株式会社アクティブゲーミングメディア(130中6割が外国人スタッフ)によって作成されています。
1:特定技能がさらに拡大される
イザナウ でもなんども取り上げてきた『特定技能』ですが、今年2019年4月に新設されて以来、かなり苦戦しているようです。現在の合格者は以下の通り(2019年11月時点)。
政府が2019年内に目標としていたのは4万人。(5年間では最大34万5千人)
この差を埋めるべく、特定技能の試験の受験期間の拡大や、取得者を企業に仲介する制度を拡充させるようです。
今回の拡充ポイント
・初めて来日した3カ月以内の短期滞在者でも試験を受けられるようになる(2020年1月〜)
・技能試験、日本語試験の最新情報を多言語で周知する
・対策では取得者と企業をつなぐ「マッチング支援」を柱に据えた。介護分野で仲介に取り組む地方自治体への財政支援、建設分野で法人を通じた求人求職の斡旋などを本格化する。
2:日本に住みたい・働きたい外国人は、日本人が思うほど多くはない
日本はなんとかして外国人を日本に取り入れたい、という意思は伝わってきます。
そして、このイザナウにも幾度となく『特定技能の人材が欲しい』という企業からの問い合わせがあるのも事実です。
現段階では、『需要はあるけど供給ができない』ということを、切に感じております。
イザナウを運営して、企業がどれだけ人材を欲しているかもよくわかりました。
また、これまで外国人を雇用してこなかった企業にも、雇用していきたいという意思があることもわかりました。
ただし、1つだけはっきり言えることがあります。
日本に住みたい・働きたい外国人は、日本人が思うほど多くはないということ。
これは、特定技能以外の職業にあたる外国人に関してもいえることで、日本という国は旅行で来るにはいい国でも、住む・働くということに関して、外国人には決して優しいと言えない国です。
現に【住みたい・働きたいランキング】というものがありますが、こちらで日本は32位。住む、働くことに関して人気があるとは決して言えない国です。
また、イザナウでもかなり人気の高い記事の1つですが、【外国人は日本のなにに興味を持つの?1位はだんとつで「ゲーム・アニメ・マンガ」】でもとりあげたように、外国人の日本に対する興味は、欧州、アジア、北米ともにアニメ・マンガ・ゲームが75%であるのに対し、日本での仕事に興味がある外国人は北米4.63%、アジア4.72%、欧州0%。
ある意味、この極少数の日本での仕事に興味がある外国人の中から、現在日本企業が『外国人獲得合戦』を行なっているようなものです。
特定技能の拡充をおこなうのもいいですが、根本的に、なぜ日本が外国人にとって住むこと・働くことにおいて魅力がないのかということを、今一度考えてみてもいいのではないでしょうか。
イザナウでは引き続き、外国人と日本企業のマッチングをおこなっていきます。
企業登録〜採用まで、すべて無料でおこなっていただけます。
職種や言語を検索条件にいれ、自社にあった外国人とマッチングしてみましょう。