外国人採用のはじめの一歩! 無料で掲載できる外国人求人サイト4選
2018年9月12日水曜日
外国人採用が順調な会社の多くは無料で掲載できる外国人求人サイトを上手に活用しています。ここでは4つの無料サイトをご紹介しています。また、中には採用時の費用もかからない「完全無料」で利用できるサイトもあるため、採用担当者の方は必見です。
「外国人スタッフの採用に踏み切りたいけど、初めてだからいろいろ不安だなぁ……。まずはコストをかけずに求人を始められたらなぁ」
こうお考えの方も多いのではないでしょうか?
年々採用コストが高まっている昨今、そう考えられるのも当然のことだと思います。
近年、外国人スタッフの求人サイトはたくさん登場しており、すべてのサイトを把握するのが難しくなっている上に、その多くが有料プランになります。
しかし、実はその中には無料で掲載できるサイトがいくつかあるのです。
また、そのサイトの中には採用時にも費用が一切かからない、つまり「完全無料」で採用活動ができてしまうサイトもあります。
実は外国人の採用を成功させるためには、「無料サイトを上手く活用できるかどうか?」がとても重要になってきます。
詳細については後述しますが、その理由のひとつに「日本人より外国人の方が採用後のコストがかかる傾向にある」というものがあります。
言葉や文化の違いがあるため、どうしても研修やサポートにコストや時間がかかってしまう場合が多いんですね。
しかし、採用コストを抑えることができれば、採用後にかかる諸費用を確保することができるというわけです。
とは言え、求人サイトは多数あるため、みなさんがすべてのサイトをひとつずつチェックするのは現実的ではないと思います。
しかし、ご安心ください。
今回は数ある求人サイトの中から「無料で掲載できる外国人求人サイト4選」をご紹介したいと思います。
(※2018年9月時点の情報です。最新情報は各サイトでご確認ください。)
ぜひこれらのサイトを上手に活用して、外国人スタッフの採用活動をスムーズに進めていきましょう。
無料で掲載できる外国人求人サイト4選
①求職者のサポートが手厚い「Nippon仕事com」
【掲載料】 無料
【採用費用】
■アルバイトの場合
日本語能力試験N1~N2:8万円/人
日本語能力試験N3~N5:5万円/人
■正社員・契約社員の場合
30万円/人
「Nippon仕事com」は外国人専門の求人サイトです。
掲載料が無料なだけでなく、Nippon仕事comのスタッフが求職者に対して履歴書や職務経歴書の書き方、面接のアドバイスや面接の同行など、手厚くサポートしてくれます。
そのため、すでに日本企業の「いろは」を理解した人と出会える可能性が高い媒体とも言えるでしょう。
ただし、採用時には費用が発生する成果報酬型の求人サイトなので、完全無料で採用することができないというのがデメリットとも言えます。
しかし、必要な時だけ費用を払うということは、事前にコスト感が見えやすいということでもあります。
「採用コストを払ってでも、一定基準以上の人材を採用したい」と考えている方にはオススメのサービスです。
②リクルートが運営する「Indeed(インディード)」
【掲載料】 無料 ※有料プランも有り
【採用費用】 無料
「Indeed(インディード)」は世界60カ国以上、28言語でサービス展開をしている求人情報検索サービスです。
2012年にリクルートが買収し、日本国内でもTVCMなど露出を高めているため、ご存知の方も多いのではないでしょうか?
インディードを一言で表すと、「求人サイト版のGoogle」です。
企業が掲載(無料または有料)した情報を、求職者は自由に検索して閲覧することができ、応募することができます。
企業側は無料で求人情報を掲載でき、採用時の費用もかからないため、「完全無料」で採用することも可能です。
ただし、有料プランを利用している企業の求人情報が上位に表示される仕組みとなっているため、無料の求人情報は埋もれてしまい期待通りに応募を集められない可能性もあります。
また、インディードは外国人専門の求人サイトではないため、確実に外国人に見てもらえるという保証はありません。
しかし、もともと海外での利用者が多いサービスですので、上手く活用すれば一切コストをかけずに外国人スタッフを採用することも可能です。
③完全無料で掲載〜採用までできる「IZANAU(イザナウ)」
【採用費用】 無料
「IZANAU(イザナウ)」は当社(株式会社アクティブゲーミングメディア)が運営する外国人専門の求人サイトです。
当社はもともと世界中のコンテンツを多言語にローカライズするサービスを提供している企業なのですが、当社で働く130名の社員のうち6割が外国人スタッフであり、「外国人を採用して会社を成長させる」ということを実践してきた会社でもあります。
その経験をもとに、「外国人採用をスムーズにすることで、世界で活躍できる日本の企業を1社でも増やしたい」という想いから、完全無料で外国人採用ができる「IZANAU(イザナウ)」をスタートしました。
イザナウは基本的に掲載から採用まですべて無料で行うことができます。
すべての機能を無料で利用でき、採用活動を進めていただくことが可能ですので、ぜひご活用いただければと思います。
④正社員や契約社員だけを求人できる「HIWORK」
【掲載料】 無料
【採用費用】 年収の30%~35%
「Hiwork」は5万人以上の外国人人材が登録しているサービスです。
無料コースを活用すると求人掲載から書類選考までHiwork側が行ってくれ、人材の紹介もしてくれます。
そして採用に至った場合のみ費用が発生するため、Nippon仕事comと同じようなスタイルですが、Hiworkの方が費用は高めです。
また、Nippon仕事comはアルバイト募集もできますが、Hiworkは正社員、契約社員、契約社員の求人のみです。
この辺りは求人ニーズによって上手に使い分けるか、成果報酬型というメリットを活かして並行して活用するといいでしょう。
初めての外国人採用で無料求人サイトを活用すべき4つの理由
以上、「無料で掲載できる外国人求人サイト4選」をご紹介しました。
当社も完全無料の外国人専門の求人サイト「IZANAU(イザナウ)」を立ち上げてからも、こういった無料の求人サイトを活用して採用活動を進めています。
これまで私たちは100人以上もの外国人スタッフを採用してきた経験がありますが、その経験からも「企業は無料で掲載できる求人サイトを積極的に活用すべき」だと感じています。
その理由について4つのポイントに分けてご説明します。
1.研修コストに余裕を持てる
まずは冒頭でもお伝えした、「採用コストを抑えることで、採用後の研修費用を確保できる」というメリットです。
今はどの業界でも人手不足に陥っているため、採用コストは年々上がっています。
求人サイトに掲載すれば必ず応募者が来るということはなく、数十万円のお金を払っても応募者がゼロということも珍しくありません。
また、多額のお金を払ってやっと採用できたとしても採用後の研修やサポートに充てる経費に余裕がないと、他のスタッフに負担がかかってしまったり離職率が高まってしまうなど、結果的にコスト高になってしまう可能性もあります。
それが無料の求人サイト経由で採用できれば、かかるコストは「少額」あるいは「ゼロ」です。
もちろん採用できる保証はありませんが、採用できれば会社にとってプラスになることは間違いありません。
2.社内稟議を通しやすい
新しい求人サイトを利用する時に意外と大変なのが「社内稟議を通すこと」ではないでしょうか?
「他の媒体とどこが違うんだ?」「それを選んだ理由は?」「高すぎないか?」「費用対効果は?」などの質問攻めを想像しただけで憂鬱になってしまう人も多いと思います。
しかし、これが無料で掲載できる求人サイトであれば話は別です。
「無料ならとりあえずやってみろ」と言ってもらえる可能性も高くなります。
また、掲載後にしばらく経ってから「無料の求人サイトに掲載してみましたが、採用が追いつかないので有料の求人サイトも利用させてほしい」と伝えれば、社内稟議も少しだけ通りやすくなるかもしれません。
3.より多くの求職者に出会える
外国人スタッフに限らず、採用で失敗している企業の多くが「たくさんの求職者と会うこと」の重要性に気づけていない傾向にあります。
もちろん応募が1人で、その人がベスト人材であれば時間の節約にもなるので最高なのかもしれませんが、現実はそう上手くはいきません。
ましてや慣れない外国人採用の場合、スキルはもちろん、自社の企業文化とマッチするのかどうかなど、見極めるべきポイントは多岐に渡ります。
そのためにもたくさんの人と会って話しながら、お互いのベストマッチを探っていくことが大切になってきます。
それが1つの求人サイトに依存してしまうと、「この中から選ばないとお金が無駄になる」という意識がはたらいて、判断がブレてしまうことも。
そうならないためにも、より多くの求職者に会うことを心がけていただければと思います。
4.外国人との連絡や面接に慣れることができる
採用活動に限らず、何事も「慣れること」は大切ですよね。
ましてや多くの人が「外国人を面接する」という経験をしたことがないと思いますので、より一層経験が大切になってきます。
また、日本人は「外国人恐怖症」になってしまっている人も多いこともあり、連絡のやり取りや面接で苦労されている方もおられます。
外国人とのコミュニケーションに慣れないまま有料サイトを使ってしまうと、
1. 上手くコミュニケーションが取れない
2. 自分たちの伝えたいことを伝えられない
3. 相手の知りたいことを知れない
という最悪のケースも。
こうならないためには「とにかく慣れること」で克服するしかありません。
そこで無料の求人サイトが役立つというわけです。
意中の求職者が見つかれば最高ですし、ご縁が無かったとしても場数を踏むことができるため、その経験は必ず次に活かせるでしょう。
ぜひこの機会に無料で掲載できる求人サイトを活用してみてください。
また、その際はぜひ当社のIZANAU(イザナウ)もご活用いただけますと幸いです。