中国圏(中国・台湾)の人を雇う!
2018年8月27日月曜日
中国人、台湾人それぞれの性格・人柄・仕事への考え方・価値観は?
日本への訪日外国人が多いことは誰もがご存知と思います。
日本への入国者の多い国のランキングは、
①中国 735万人
②韓国 714万人
③台湾 456万人
④香港 223万人
⑤アメリカ合衆国 137万
と続きます。
(参考元:外務省ページ)
正直外国人を雇う方向にある企業、また外国人をすでに雇用している会社のほとんどは「日本語が話せる外国人』を求める企業が多いと思います。
弊社アクティブゲーミングメディアも多数の中華圏の人が働いていますが、欧米やヨーロッパとはまた違った、中華圏の方独自の個性や働き方があるように見受けられますし、やはり日本語が話せる外国人はやはりヨーロッパ、欧米圏よりアジア付近が多くなります。
そのような理由もあり外国人を雇う際、まずアジア圏に目をつける方も多いかと思いますが、その中から今回は中国・台湾の人を雇う際に役立つ内容を取り上げたいと思います。
①中国人、台湾人それぞれの性格、人柄は?
◆台湾◆
歴史から見ると台湾人は17世紀〜第二次世界大戦まで植民地され続けてきました。
それにより台湾は中国、日本、アメリカと様々な国からの影響を受けてきた傾向にあります。
また親日家も多く、日本でブームになっているものがまず台湾で流行し、そのあとに中国で流行すると言う流れがあることも事実です。
弊社でも多く台湾人を雇用してきましたが、これらを含めてまとめてみると・・・
・明るくおおらかで他人にも優しく自分にも優しい
・親日家が多い
・日本に興味を持つ人が多い
・仕事はきめ細かい。
・優しい分、ストレスに弱い。お客さんから厳しいことを言われると、例えば中国の方に比べるとすぐに心が折れる。
・人間関係を大事にする。聞き上手でもある。
上記からすれば、人事部に置いておくと意外と力を発揮する。
◆中国◆
中国人はメンツや維持がとても大事。また家族を大切にすると同時に、ライフスタイルや同じ価値観を持つ人を大切にする傾向にあります。
弊社は中国とのやり取りも多く、日本企業から見た中国企業と言う目線を含めてまとめると
・団体行動よりも個人行動が得意
・特別なもてなしが好き
・頑固。自己主張が強く、普通の打ち合わせでも喧嘩をしているように見えてしまう。
・仕事が早い。いい意味でもそうでない意味でも、考えをすぐに実行するところがある。
・交渉力がある。
交渉力と打たれ強さがあることから、営業のポストには向いている。
②中国人、台湾人が持つ仕事への考え方、価値観
◆台湾◆
・アメリカと中国の間・・・時間と利益重視で短期の利益を重視する
・メンツが大事。自分の能力を誇張する
・日本を同じくはっきりNOと言わない
◆中国◆
・仲間とそうでない人への対応の差がすごい
・縦社会、命令傾向
・契約に関しては自分に利益にがめつく、相手の不利益はどうでもいい
これは中国に限った話になりますが、以前、社内8割の中国人と共に働く日本人、山口さんのインタビュー記事を掲載させていただきました。インタビューでも詳しく載せていますが、
『中国人が1人いるだけでも売り上げがあがる』
『商売上手。良い意味で細かいことを気にしないので、何か問題があっても何かしらの方法で解決していきます。それをしかもお金に変えるから、本当に凄いです。』
と言う意見がありました。中華圏の方が必ずしもそうとは言えないかもしれないですが、6年間も日本でほとんど中国人の会社で働いてきた方の意見は大変重みを感じられるかもしれません。
詳しいことは以下関連記事から熟読して頂けると、なにかしらの発見があると思います。
③中華圏の人材を雇用しようとしている企業に一言
中国人に求めるだけでは絶対自分からは動かないし、日本人側から『譲る』『理解してあげる』気持ちがないと、中華圏と働くのは難しいと思います。最低限の譲れる範囲で譲ること。それはどこの外国人でも同じだと思いますけど、その精神がないと正直やっていけません。ただ、言葉遣い、敬語であったり、細かい業務に関しても譲れないところはきっちり注意することが大事です。
また中国人は日本に在住する中国人同士のコミュニティがすごくあるので、日本に居ながら中国人同士で仕事をやり取りしている場合がとても多いです。そのお陰で永久に仕事が無くならないと言うことが言えます。
最後に、中国人は本当に商売上手な人が多いので、その点では本当に会社のメリットになると言えるでしょう。
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外国人のプロを日本に紹介することが、私のミッションであり、宿命である